2011年10月29日

交流部会歴史地理サークル第1回探訪 交流部会歴史地理サークル主催の史跡めぐり

このほど10月27日に、奈良まほろばソムリエ友の会交流部会歴史地理サークルの第1回探訪催事が実施された。今回は「龍王山古墳群と南城跡を訪ねて」というテーマである。
標高586mの龍王山を登り城跡と古墳群を探索するという企画である。
あさ9時半にJR桜井線の柳本駅集合、16時解散というスケデュール。柳本なる駅にはこれまで行ったことがなかったが、このところ北山の辺の道や三輪山行きで相次いで桜井線を利用しているので勝手知った路線となった。
駅を降りると抜けるような秋の青空が広がっていて、いやがうえにも登行意欲がかき立てられる。
駅前広場で世話人の方から資料を手渡され一応ざっと目を通す。そのあとサークルリーダーの豊田氏から挨拶とスケデュール、注意事項などを聞く

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駅前で資料に目を通す一行

龍王山について 
龍王山という名の山は全国に62カ所あり岡山県や広島県など西日本に多い。
奈良県天理市の龍王山は奈良盆地の東側に連なる青垣の盟主で美しい山容である。頂上付近には龍王社が祀られていて山名の由来となっている。
戦国の武将十一遠忠が16世紀の初めに山頂に山城を築いたが、その息子遠勝の時松永久秀に攻められて落城した。今は城跡の土塁などが残っているが、特に展望に優れ、奈良盆地を一望のもとにできる好展望台でもある。

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柳本藩陣屋の面影が残る閑静な道を一路龍王山を目指す

9時35分定刻通り出発する。一行は19名。前回の再発見サークルに参加された方も数名来られている。この方々はこれからも史跡めぐりの常連になられるかも。
今回はパスするが柳本の見どころはなんといっても黒塚古墳であろう。道中の左側、水をたたえ周濠に囲まれた前方後円墳が間近に望める。かつて33面の三角縁神獣鏡や画文帯神獣鏡などが出土した時は大騒ぎになったところである。
天理トレイルセンターを過ぎて、長岳寺から山道が始まる。空海により創建されたこの寺は、ちょうど今、寺宝である狩野山楽の筆になる大地獄絵図が公開されている。
周囲は柿などの果樹園でたわわに実った柿が食欲をそそる。

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ここまではなだらかな道が続く

果樹園が終わると道は勾配を増し、谷道特有の掘割道になりやや歩きにくくなる。
途中不動明王の石仏があり足を止めて参拝する。さらに道は急坂になり階段も混じり一気に汗が噴き出す。
今朝は気温がかなり下がり出がけには厚着をしてきたため全身汗まみれ。

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私も含めて大半が高齢者だと思うので、こまめに休憩を取りながら進むがそれでも息が上がる。

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立ち止まっての休憩であるがそれでもホッとする

さらに急坂は続き列が乱れだす。先頭の集団は体力があってしっかり歩くので、ついていくのが大変。

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11時40分 それでも時間がたてば全員笑顔で頂上直下の林道に到着。あと一息で頂上である。

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林道わきには案内板がありトイレも設けられている

田龍王社に参拝して頂上直下の土塁を駆け上がれば龍王山城跡の広場に躍り出る。
12時10分 2等三角点標高585,7mの龍王山である。出発から2時間30分、全員無事登頂した。
西に180度以上の視界が開け眼下には奈良盆地、北から生駒山、矢田丘陵、西に金剛、葛城、二上山が望まれる。ただ今日は申し分ない晴天ではあるが小春日和特有のかすみが少しばかりかかり、景観は必ずしも鮮明とはいかないのが少し残念である。それでも大和三山や大王クラスの古墳群が、さらには広大な大和平野が手に取るように眺められるのは、一行の日頃の行いが良かったせいだろう。
東側では木間越しに田原の里や名阪道、笠荒神社の方も垣間見ることが出来る。

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ストックで指しながら思い思いの説明会が始まる

シャリバテのせいもあってかなり疲れたがやっと昼食にありつけた。頂上広場はベンチがたくさんあり食事をするのに都合がよい。食後女性のメンバーからチョコレートなどを頂く。

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食後 自己紹介が始まる 名前だけかと思えばミニトークの方もおられて和やかなひと時

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全員の集合写真 日照りがきつくコントラストの強い写真になった。帽子着用の方が多かったので眩しくはなかったが・・

1時間ほどの休憩で再び出発。今度は下りばかりで体力的に負担は少ないが、石ころ交じりの悪路が続きしかも急坂であるため難渋されている方もあった。山は登りは馬力、下りは技術とは良く言ったものだ。
14時 1時間ほど下って今日のもう一つのテーマである龍王山古墳群に着く。総数600基以上の群集墳である。数の上では全国最大規模の大型群集墳で6世紀から7世紀に築造されたものらしい。横穴式石室墳が多いのもここの特徴である。

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石室を覗く お宝発見?

やがて山道はいつの間にかおわり林道に出る。ここまでくればあとは散歩気分で歩ける。
双方中円墳で有名な櫛山古墳に着いて、ついでに墳丘に登る。墳頂には竪穴式石室の跡のような窪みがあり、石室の破片のような凝灰岩らしきものが散らばっている。

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櫛山古墳の墳丘 下を向いて何かを探しているようだ

崇神天皇陵を左に見て山の辺の道を進む。

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終わりが近づいてくると全員にこやかに整列してあるくのも微笑ましい

15時20分 天理トレイルセンターに到着。ここで解散式を行い本日の行程は無事終了しました。

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帰りの国道付近から振り返ると今登ってきた龍王山が彼方にそびえていた。右の森は崇神天皇陵。終わってみると山登りはやはりいいですね〜

最後まで雲一つない絶好の晴天に恵まれ、しかも参加された方々のお人柄の良さもあって実に楽しい一日を有意義に過ごさせていただきました。
リーダーをはじめ企画からいろいろお世話してくださった方々に厚くお礼を申し上げますと共に、今日ご参加の皆様には大変お世話になりありがとうございました。またこの次の機会にもよろしくお願い致します。

奈良まほろばソムリエ友の会 小北博孝
posted by 奈良まほろばソムリエ at 14:26| Comment(3) | 交流G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月19日

奈良観光ボランティアガイド連絡会に参加

昨日 奈良観光ボランティアガイド連絡会の23年度第2回会合に参加した。
前回は友の会発足後間もない6月30日の第1回に参加した、
このボランティアガイド連絡会は県下の各観光ボランティアガイドの団体の上部組織のようなもので、30余りの団体が参加している。事務局は奈良県魅力創造課にあり、代表は橿原市ガイドの会の木村三彦氏である。
会議の趣旨はガイドの会相互の情報交換、意見交換、県からの依頼事項などが主なものでミニ講座もガイドが交代で行われる。
会議場は橿原市の今井町にある案内およびガイダンスのセンターである「花甍」の大集会室で、なかなか趣のある会場である。

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花甍(はないらか)旧高市郡教育博物館 1903年建築

今日の出席団体は24団体でそれと奈良県ならの魅力創造課の6名である
われわれ友の会はまだ純然たる観光ボランティアの組織ではないので、一応オブザーバー参加である。オブザーバーはこの他に「王寺観光ボランティアの会」と「ナントなら応援団」が出席されていた。
出席団体の主なところは、朱雀の会、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、葛城市、宇陀市
山添村、斑鳩町、明日香村、吉野町、高取町などの各ボランティアガイドの会である。
今後このような先輩ガイドの会にはお世話になることも多々あると思う。また友の会のメンバーの中にもこれらのガイドの会のメンバーでもある方がかなり居られるのではないかと思う。

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会議の様子

出席団体の殆どから資料やパンフが配布される。その数は相当なもので参考になるものが多い。
情報交換の中では、各地域の「秋」におすすめの情報が、特にガイドブックやメディアに載っていないようなスポットなものがある。 
例えば、田原本観光協会では「古事記のふるさとを歩く」が11月26日に、吉野町観光ボランティアガイドの会が11月27日に「万葉人が神仙郷として憧れた吉野を歩く」、高取町では「町屋のかかし巡り」が11月14日まで
橿原市観光ボランティアガイドの会では「大和三山万葉浪漫ウォーク」が19月29日に、また「新沢千塚古墳群から西飛鳥の古墳を歩く」が12月4日に実施されるなどなど、記紀万葉がらみのイベントが多い。
なお資料の配布がなかったが、斑鳩の里観光ボランティアガイドの会では10周年記念事業として11月28日に法隆寺を中心とした大きなイベントを実施される。

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イベントパンフの一例

次に今回は配布が少なかったが各団体の広報紙として、安堵町観光ボランティアの会と奈良YMCAのEGGニュースがあった。いずれも内容が豊富で部会活動の報告や、会員からの投稿の記事などが盛り沢山であった。

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各広報紙

あとは県からの説明で、すでに周知の「記紀・万葉ウォーク」が10月22日から来年3月11日まで9回に分けて行われるものの説明があった。これは県下各ボランティアガイドの会が連携して主催するもので、これに関するパンフが少しあるので各部会に数枚ずつ配布いたします。
友の会の史跡めぐりコース設定の参考になると思います。
なお、この22日には「斉明女帝と飛鳥」と題して飛鳥京観光協会が実施される。ちなみに講師ガイドは木村三彦氏である。
以上連絡会議の内容をごく簡略に報告いたしましたが、これからもこの会議には必ず出席して(代理出席可)各地域の情報を集めたいと思います。また次回には友の会の会報誌を配布し皆様の反応を確かめたいとも考えています。

奈良まほろばソムリエ友の会  小北博孝





posted by 奈良まほろばソムリエ at 13:51| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月17日

「マコモタケ」の写真

10月10日にUPしました 奈良再発見サークルの 「北・山の辺の道再発見」の記事のうち 「マコモタケ」の写真を リーダーの鈴木氏より提供を受けましたので 掲載いたします まだ十分成長しきっていませんが 珍しいものですから何かの参考にしてください

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奈良まほろばソムリエ友の会  小北博孝
posted by 奈良まほろばソムリエ at 13:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月14日

「大和今井を歩く」は10/23(日)開催!

おはようございます。友の会事務局長の鉄田でございます。

奈良検定の「体験学習プログラム」は、検定2級合格者が1級を受験する際の要件ですが、2級以上の合格者であれば、誰でも申し込みが可能です。

10/23(日)には「大和今井を歩く」というプログラムが実施されます。昨年始めて実施され、大変好評いただいたプログラムです。現時点で定員にまで少し余裕があるため、締め切りは過ぎていますが、まだ申し込み可能だそうです。

10:00に今井まちなみ交流センター(華甍)に集合・開会式。重伝建・今井町の町並みをガイド(今井町町並み保存会)つきで歩きます。昼食は重要文化財の町家でいただく「大和今井の茶粥」定食です。解散は15:00を予定しています。参加費用は昼食代、ガイド代すべて込みで4,500円です。

参加ご希望の方は、10/17(月)までに、奈良検定事務センター(体験学習専用)まで、お電話をお願いします。電話番号は
0742-23-1610
です(9:30〜17:00 土日はお休みですので、本日または月曜日にお願いします)。

同じルートを以前に私もガイドしていただきました。詳しい内容は「今井町で学ぶもてなしの心」PARTTPARTUをご覧ください。
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2011年10月11日

額安寺で、忍性の骨蔵器を特別公開中です(10/30まで)

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おはようございます。奈良まほろばソムリエ友の会・事務局長の鉄田憲男です。大和郡山市額田部寺町の額安寺(かくあんじ)で、銅製の「忍性菩薩骨蔵器」(重要文化財・寺宝)などが特別展示されているのをご存じですか(10月8日〜10月30日まで)。この骨蔵器は銅製で、優雅な曲線美をもつ名品です。この機会に、ぜひお訪ねください。

境内には石造宝篋印塔(銘文のある宝篋印塔では全国でも2番目の古さ)や虚空蔵菩薩(寺伝では、日本最古の虚空蔵菩薩)、周辺には鎌倉墓(かまくらばか 重文)、推古神社(推古天皇の生誕地に建つ)、額田部窯跡(国指定史跡)などの見どころもあります。

特別開帳期間 2011年10月8日(土)〜10月30日(日)
拝観時間 10:00〜16:30
特別拝観料 大人500円、高・大学生300円、小・中学生200円

所在地:大和郡山市額田部寺町36 0743-59-1128
近鉄平端駅から徒歩15分

詳しい情報は、私のブログをご覧ください。
posted by 奈良まほろばソムリエ at 05:29| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする