2020年01月19日

女性グループ(ソムリエンヌ)吉野薬師寺の座禅体験と高井の千本杉見学

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11月6日(水)女性グループ・ソムリエンヌ10名と檀家さんとヨーガ指導者2名とで、桜井駅に集合して宇陀市榛原の「高井の千本杉」を訪ねました。

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<高井の千本杉>

県指定の天然記念物である幹周囲25m、高さ45mの千本杉にみんな圧倒されました。旧伊勢街道沿いにあり、約1m四方の古井戸(現在は空井戸)の周囲に植えられた杉が成長して根元が癒着されたと言われています。樹齢は約700年とされています。所有者は個人で「千杉(ちさん)白龍大神」として祀られています。

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<吉野薬師寺の石垣>

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<ご本尊・薬師瑠璃光如来> 

次に吉野三茶屋の薬師寺に向かいました。薬師寺は曹洞宗のお寺で、本尊は薬師瑠璃光如来、江戸時代に創建されました。基壇の石垣は名古屋城の石垣を作った者によると伝わっていて、見事な石垣です。

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中條雅道住職は永平寺で2年間修業された後、釈尊の真の教えを知りたく、さらにパーリ語を学ばれました。
「釈尊は瞑想(座禅)により、悟りに至り、心と体のバランスを保ち、偏らない心で安定した日々を送られ、寂滅されました。」とお話がありました。

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鐘の音を合図にそれぞれ小さなしっかりしたお座布団に結跏趺坐(これに近い坐り方)して、半目(これは私には難しいことでした)になり、静かに呼吸をしながら座禅を始めました。10分後、鐘の合図で終わりました。少し休んで、もう一度座禅をしましたが、2度目は少し長目でした。私は頭が白くなったような気分でした。中條住職は「鳥の声や周りの音もただ聞き流すということで、偏った考えから解放され、心が安定してきます」と言われたことが、心に残りました。

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そのあと静かなお堂で、ヨーガの指導者によりヨーガを行い、心身ともにリラックスできました。吉野の山々の清々しさもあり、爽やかな気分で帰路につきました。

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<吉野薬師寺にて記念撮影>
 
 
文・写真 女性グループ(ソムリエンヌ)平越真澄



posted by 奈良まほろばソムリエ at 19:54| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月11日

保存継承グループ 天理市:石上神宮の「神庫祭(ほくらさい)」見学記

「神庫」とは天理市布留町、石上神宮の禁足地の南西に建つ御神宝を収蔵する庫であると同時に、神格の宿るところとされています。同神宮では毎年大晦日に「神庫祭」を斎行して神宝の安泰を祈願されています。

同神宮の神宝の中でも有名な国宝「七支刀」(4世紀)や重文「鉄盾(てつたて)」(5世紀)はこの神庫に収蔵されてきた伝世品とされています。現在は他の神宝とともに昭和55年(1980年)に完成した宝物収蔵庫に収められているそうです。
  
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<国宝の石上神宮拝殿。拝殿奥が禁足地>

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<境内に生息するニワトリ。神鶏とも呼ばれます>

その「神庫祭」に限って神事参列者は神宝が祀られていた禁足地へ特別に入ることが許されるのです。令和初の大晦日、保存継承グループ有志ら11名を含む、全体で約50人が参列しました。

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<神庫祭が始まる前、禁足地入り口近くで。正面奥に神庫の屋根が見える>

午後2時半ごろ、お正月準備が整う拝殿近くに集合。曇天で雨も心配されていたのですが、午後3時、神事開始を告げる太鼓の音とともに禁足地への門が開かれるころ、雲間からは青空が広がりました。神職による祓え詞奏上のあと、参列者一同、斎員によるお祓いを受けてからいよいよ禁足地へ。(禁足地では一般の写真撮影は認められていません。)

剣先状の石製瑞垣で囲まれた神域とあって、普段は閉じられている門から一歩足を踏み入れた途端、今まで感じていた大晦日のざわついた気が一変。凛とした空気が清浄さを感じさせました。足元には鮮やかな緑の苔の絨毯が広がり、鳥のさえずりが心地よく響き渡っていました。

目の前には本殿、その南西に建つ二戸前の校倉が「神庫」です。同神宮ホームページによると、『日本書紀』垂仁天皇紀に「天神庫(あめのほくら)」と見え、現在の神庫は嘉永4年(1851年)の再建で、元は禁足地の外にある拝殿西隣に建っていました。本殿建立工事に伴い、明治45年(1912年)に現在の禁足地内へ移築されたとあります。
 
参列者が神庫東側で本殿を背にして並ぶと、宮司さんはじめ、斎員が神庫の前に進み一拝。玉串拝礼にあわせて参列者も拝礼。撤饌、一拝にて一連の神事は約20分で終了しました。宮司、斎員退出後、参列者も後ろ髪ひかれながらも禁足地を退出。今年最後の夕陽が本殿や神庫を神々しく照らす中、ご神威にあやかりました。

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<大祓式の開始前、祓所に入る神官ら>

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<参集者が清々しく新年を迎えるのを祈願する大祓式>

神庫祭に続いて境内の祓所では大祓式があり、参列者全員が切弊(きりぬさ)をいただいて大祓式、午後4時からは拝殿で除夜祭が斎行されました。新たな令和の時代を迎え、ご神宝を守ってきた貴重な神庫の下で気分一新させていただけた特別な大晦日となったのは言うまでもありません。
 
なお、七支刀と鉄盾(2個)は、東京国立博物館で1月15日から3月8日まで開催される「日本書紀成立1300年特別展『出雲と大和』」に出陳されるとのことです。

保存継承グループ  文:中西環、写真:久門たつお

posted by 奈良まほろばソムリエ at 10:16| Comment(0) | 保存G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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