家族参加者は19名。ソムリエンヌから6名、啓発グループから4名出席しました。

<開催のあいさつ>
同館学芸員松井氏より瓦についてお話しがありました。平瓦1枚の重さは約6kg。重ねながら葺くので一般の家でも大量の瓦が必要になります。絵を描きながら説明がありました。

<瓦についてのお話し>
その後はソムリエンヌが考えたクイズを4つ出しました。藤原宮に使用された瓦は何枚でしょう? 21万枚?200万枚?35億?簡単な問題、少し迷う問題に子供たちの積極的な反応で盛り上がりました。

<瓦クイズ>
いよいよ実体験です。藤原宮跡で出土した軒丸瓦のレプリカから型をとった紙粘土を事前に用意していました。その紙粘土にこねた粘土を押して型をとります。粘土量の配分が意外と難しくてまた押す力も要ります。

<瓦作り体験>
型取りが終わると次は湿拓体験です。レプリカの瓦の上に半紙を置きスプレーで水を吹きかけ綿で内から外に空気を抜いていきます。繊細な作業で大人も子供も真剣です。乾いたら絵具を含ませた「タンポ」を使って、トントントンとリズムよくたたきます。

<湿拓体験>
最後はかるた大会です。ピロティにブルーシートを敷き2つのグループに分かれました。目の前のかるたを覚えようと始まる前から熱気を感じました。

<かるた大会低学年グループ>

<かるた大会高学年グループ>
各グループで一番多く取った子供に賞品のかるたが贈呈されました。

<低学年グループかるた贈呈>

<高学年グループかるた贈呈>
アンケートには今後もこのような企画があれば参加したい。楽しい時間を過ごせた。など回答があり手応えを感じました。子供たちの元気な姿が印象的でした。

<大会を終えて>
文:寺田麻美(女性G) 写真:前川光正(啓発G)、寺田麻美