啓発グループの協力を得て、女性グループ14人、啓発グループ4人、計18人が協力し合って運営し、家族ら13組、計36名が、奈良町周辺に語り継がれる妖怪のお話や、奈良まほろばカルタで、奈良の歴史や文化に親しみました。
極楽堂で栂尾有道（とがのお ゆうどう）氏より、元興寺の歴史についての特別講座がありました。遣唐使や智光法師のお話は大人も勉強になる内容で、興味津々に聞き入っていました。
＜小子坊にて奈良まほろばカルタとり大会＞
啓発グループ担当者よりカルタ大会のルール説明のあと高学年、低学年の3グループに分かれて競い合います。
競技が進むにつれてどんどん前のめりの体勢になりながら、読み上げられる札を一生懸命に探していました。札を取れて喜んだり、お手付きをしてしまって悔しがったりと、盛り上がりました。
各グループの優勝者に奈良まほろばカルタが贈られました。カメラを向けられてちょっと緊張気味のようです。
＜小子坊にて妖怪紙芝居＞
ソムリエンヌ手作りの紙芝居を使って、奈良町周辺に潜む妖怪のお話をしました。
元興寺の鐘楼に夜な夜な現れる得体の知れない悪霊のオニと大格闘した童子の話や、興福寺の三重塔に棲み、おぶさって来るオウテクレばばの話などに子ども達はニコニコ、目をキラキラさせていました。
＜境内の元興神＞
最後は外に出て、境内の中に隠れている五匹のオニ、元興神（ガゴゼ）を探します。木の上には雷の子供もいます。境内をくまなく散策できるうえに、このオニ達がとても可愛くてフォトジェニック！さて誰が一番に全部見つけられるかな？
スタンプラリー形式で、見つかったオニの写真にシールを貼ってカードを完成させます。これがなかなか難しいのですが、皆さんとても優秀で「あっちにいたよ！」「すぐに見つけられたよ！」という声があちこちから聞こえて来ます。大人も子ども一緒にオニ探しを楽しみました。
＜参加者全員で記念撮影＞
「参加して良かった」「思い出に残る経験ができました」「初めて元興寺に来ました。楽しかったです」など、嬉しい声を寄せていただきました。元興寺での特別な体験は夏休みの思い出のひとつになったようです。
イベントを終えて。女性、啓発両グループのメンバーで記念撮影
文：道﨑美幸（女性Ｇ） 写真：久門たつお（啓発Ｇ）
