2019年10月15日

女性グループ(ソムリエンヌ) 「初秋の馬見丘陵」

10月7日、少々暑すぎるほどの秋晴れの中、ソムリエンヌ7名で、北葛城郡河合町から広陵町にかけて広がる馬見丘陵を訪ねました。

10時に池部駅を出発して、馬見丘陵公園緑道を、ころころ転がるどんぐりを踏みながら歩き、途中、旧石器時代の石器類が6400点も出土したという馬見二ノ谷遺跡でしばしタイムスリップして、30分ほどで馬見丘陵公園に到着しました。

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青空の下に広がる緑の芝生と色とりどりの花々に出迎えられ、まずは皆それぞれに、花の中の散策、写真撮影に夢中になりました。ダリア、コスモス、日日草、ベゴニア、サルビア、芙蓉、なんて名前だったか思い出せない花がいっぱいです。

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<約120品種1000株のダリア園>

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<中央エリアに広がるコスモス群>

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<珍しいほうき草の一種コキア>

予定していた公園内カフェが臨時休業のため、公園の外に出てアジアンフードのランチを楽しんだ後、去年のソムリエンヌの新年会でも大和ハープの演奏を披露して下さった、井藤和美先生のハープ工房を訪ねました。いろんなサイズ、また材料の異なるハープを見せていただき、ハープとギターの2重奏を聞かせていただきました。同じ楽器でも、私たち素人のつまびく音とプロの奏でる音の違いに大変驚き、音楽の奥の深さを感じました。

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1時半頃からようやく古墳見学の開始です。
まずは、奈良検定問題常連の乙女山古墳へ。全長130メートルの典型的な帆立貝形古墳ですが、草木に覆われていて、周濠らしき幅の平地の向こうに小山が見えている感じでした。

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<カタビ古墳群>

池に沿って少し歩くと、木立の下に寝転びたくなるような草原が広がっていました。ここには、カタビ古墳群という4基の小さな古墳が眠っているそうです。また、その隣には、全長60メートルの円墳、別所下古墳の小山が見えましたが、スズメバチ注意の看板が立っていて近づけませんでした。

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<倉塚古墳>

まだ緑一色の桜並木の下を歩きながら、池の向こうに、共に全長150メートル程の前方後円墳、一本松古墳と倉塚古墳の高まりが眺められました。信州の高原のような爽やかな眺めです。倉塚古墳からは、この辺りでは珍しい、2個の円筒埴輪を繋いだ円筒棺が出土したそうです。

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<狐塚古墳>

「トチノキ橋」と名付けられた、森の中の木道を通り、10分ほどで狐塚古墳に到着。全長86メートルの帆立貝形古墳ですが、中央部を県道が横切っていて、路面に緑色で、古墳の範囲が表示されています。誰もが、交通安全のための緑色だと思って走り抜けることと思います。

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<三吉2号墳>

狐塚古墳のすぐ向こうに、馬見古墳群中央群中最大の巣山古墳が見えてきました。その遺存状態の良さから国の特別史跡に指定されている、全長220メートルの前方後円墳です。2006年に周濠北東隅から、葬送儀礼に使用した喪船と考えられる準構造船の部材と推定される木製品が多数出土したことで注目を集めました。ここも今は草木に覆われていますが、小高い所から眺めると古墳らしい姿となります。
すぐ東隣に、彼岸花がわずかに咲き残っている三吉2号墳の丘があり、その上に登ると、若草山が遠望出来ました。

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<ナガレ山古墳で最後の記念撮影>

北側のダダオシ古墳を見ながら、最後の目的地ナガレ山古墳へ。東半分を築造当時の姿に、西半分を現在の姿にと復元整備された、全長105メートルの前方後円墳です。注目すべきは円筒埴輪列の数で、墳丘調査では1800本に及んだそうです。また、円筒埴輪を2列に並べた墳丘に登る「道」は、全国で初めて見つかったとのこと。現在復元されている埴輪675本中、494本が強化プラスチック製で、181本は河合町民による手作りだそうです。
墳丘上からは、春日山から、三輪山、音羽山へと連なる山容を一望でき、今日の晴天に感謝しました。

花と音楽とランチと古墳巡り、まさに五感フル回転の1日になりました。
四季それぞれに美しい花々を咲かせてくれて、しかも無料!というありがた〜い馬見丘陵公園。心も体も癒しに四季折々訪れたいと思います。


文・写真  女性グループ(ソムリエンヌ) 大谷巳弥子

posted by 奈良まほろばソムリエ at 19:43| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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