2022年06月18日

第2回グルメサークル(奈良シニア大学)は、「ホテルリガーレ春日野」(奈良市法蓮町)で古代食!

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当会は6年前から毎年、奈良シニア大学(事務局=奈良市西大寺北町3丁目2-191)に講師を派遣して、授業を行っています(奈良校および橿原校)。2022年度(令和4年度)からは授業に加え、クラブ活動として「グルメサークル」を担当することとなりました。これは同年度からスタートした授業「暮らしと文化」(奈良歴史部)とリンクした活動として行うものです。

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左のカメラマンは、毎日新聞奈良支局長

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初回となった前回(2022.5.9)は「大和の野菜」をテーマとして、ならまちの「旬彩 ひより」(奈良市中新屋町26)を訪ねました。今回(6/13)は、「古代食」をテーマに、「ホテルリガーレ春日野」(奈良市法蓮町757-2)を訪ねました。講師は鉄田専務理事、アシスタントは当会会員の山ア愛子さんでした。参加した学生(受講生)さんは前回より9人増えて、27人(男性12人、女性15人)となりました。

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このサークルの目的は、単に「おいしいものを食べる」のではなく、「奈良の奥深い食文化を知る」こと。今回は、「古都恋都(ことこと)ぐるめ」というプロジェクトで県と奈良女子大学がタッグを組んで開発した「あおによし奈良の都のワンプレートランチ」(要予約の特別料理)をいただきました。奈良時代の貴族などの食事を再現したものです。

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この活動を知った毎日新聞さんが取材してくださることとなり、同じ料理を食べ、食後のツアーにも参加してくださいました。早速それが翌日(6/14)、カラー写真3点の入った大きな記事にしてくださいました。

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食後は山ア愛子さんのガイドで、佐保山周辺を案内。山アさんは奈良のガイド名人を決める「Nara観光コンシェルジュアワード」で優秀賞を獲得した当会の名物ガイドです。いつも明るく元気で声も大きく、「いいガイドさんですね」と、皆さんに喜んでいただきました。

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天気は薄曇りで暑すぎず風もあり、コンディションは最高。道路上から興福院(こんぶいん)、長慶寺、佐保山茶論(さろん)などを眺めながら1kmほど歩き、楽しく健康的な1日となりました。ホテルリガーレ春日野さん、ありがとうございました。次回は7月の開催を予定しています。

文・鉄田憲男 協力・山ア愛子

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2022年06月04日

2022年度「入会説明会」を開催!

2022年5月29日(日)、当会は「第15回奈良まほろばソムリエ検定試験」(3月13日)で奈良まほろばソムリエに合格された43人を対象に、奈良市生涯学習センター(奈良市杉ヶ町23番地)で入会説明会を開催しました。

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豊田理事長の冒頭挨拶

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鉄田専務の当会概要説明

昨年は試験が実施されなかったため、2年ぶりの開催となりました。出席された合格者は31人、当会理事などスタッフを入れると全51人という大規模な説明会となりました。

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冒頭、豊田理事長が挨拶。次に鉄田専務理事が当会の概要を説明。そのあと当会の各グループ・サークルのリーダーから、活動内容の紹介がありました。

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最後は合格者による1分間スピーチで、ソムリエ受験の動機や、合格の喜びを語っていただきました。

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合格者の1分間スピーチが始まった

驚きましたのは、何度も何度もチャレンジして、やっと合格にこぎ着けたという人や、70歳代半ばで受験して合格された人、東京や名古屋など遠方の人も多かったこと。皆さんの「奈良愛」が感じられて、とても嬉しく思いました。

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第5回「Nara観光コンシェルジュアワード」で最優秀賞に輝いた松原純さん

皆さん。合格おめでとうございます。ぜひ当会にご入会いただき、ともに手を携えて奈良を盛り上げてまいりましょう!

写真と文:鉄田憲男 写真協力:松森重博

posted by 奈良まほろばソムリエ at 21:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月22日

第1回「グルメサークル」(奈良シニア大学)は、奈良町の「旬彩ひより」へ

当会は6年前から毎年、奈良シニア大学(奈良校・橿原校)に講師を派遣して、授業を行っています。2022年度(令和4年度)からはこれに加え、クラブ活動として「グルメサークル」を担当することとなりました。これは同年度からスタートした「暮らしと文化」(奈良歴史部)の授業とリンクした活動として行うものです。

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同サークルの初回は「野菜」をテーマとして5月9日(月)、奈良町の「旬彩ひより」(奈良市中新屋町26)で実施いたしました。講師は鉄田専務理事、アシスタントは当会の森屋美穂子さんでした。参加した学生(受講生)さんは18人(男性10人、女性8人)。

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オーナーシェフの尾崎敦士さんは、「こんなにたくさんの方に来ていただいたのは、2年ぶりです」と歓迎してくださいました。この日のメニューは「野菜びより」(先付・大和の野菜いろいろ・古代米ご飯・香の物・天ぷら・自家製わらびもち)でした。自家菜園などで栽培された選りすぐりの新鮮野菜などをいただきました。

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このサークルの目的は、単に「おいしいものを食べる」のではなく、「奈良の奥深い食文化を知る」こと。全員に配布した『奈良の「食」カタログ』(奈良県食と農の振興部制作)を参照しながら、大和丸なす」(奈良の伝統野菜)、「大和まな」(同)、「原木しいたけ」、「古代米」などをいただきました。

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食後は鉄田専務理事のガイドで、お店周辺の奈良町を案内。元興寺、御霊神社、道祖神などを参拝し、楽しく健康的な1日となりました。次回は6月を予定しています。

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文・鉄田憲男 協力・森屋美穂子
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2020年09月29日

入会説明会および歓迎講演会が開催されました!

令和2年度新入会員向け「入会説明会および合格者祝賀会」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期されていましたが、一部内容を変更し「入会説明会および歓迎講演会」とし、39名(会場定員の50%以下)で、受付での検温など、参加者みなさまのご協力を得て、8月30日(日)に開催されました。

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豊田理事長による開会挨拶

豊田理事長の開会挨拶に引き続き、歓迎講演を3題、その後の入会説明では当会の概要と各グールプの活動内容について紹介されました。
歓迎講演ひとつ目は、当会保存継承グループの小倉つき子さんによる「廃寺の仏像の行方を追って」で、廃仏毀釈のあおりや寺院の衰退、伽藍の焼失などさまざまな事情により廃寺となり流出した“み仏たちの今”について熱く語られました。

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小倉さんによる講演「廃寺の仏像の行方を追って」

歓迎講演のふたつ目は、「Nara観光コンシェルジュアワード」で最優秀賞を受賞された当会ガイドグループの安井永さんにより「奈良の魅力を伝える〜ガイドの心得〜」で“泊まって味わえる奈良の魅力”の伝え方について、多くの経験と実績に基づき詳しく説明されました。
歓迎講演の最後は、「奈良の魅力を伝える〜講師の心得〜」で、年間50回ほどの講演をこなす当会専務理事の鉄田憲男さんより「奈良の“語り部“」たる奈良まほろばソムリエの講師として必要なことを様々な角度より解説されました。

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歓迎講演会に引き続き、入会説明会が行われました。
はじめに、「当会の活動について」当会の歩みや設立趣旨など、全般的な概要が専務理事鉄田憲男さんが説明されました。
続いて各グループの活動内容について、趣旨・メンバー・実績・連絡先などが担当理事や世話人より紹介されました。

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また当日会場では書籍販売も行われ、歓迎講演ひとつ目の小倉つき子さんの著書『廃寺の み仏たちは、今』や当会会員の共著による『奈良百寺巡礼』が特別価格で販売されました。

快晴で暑い中、お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。

写真:専務理事 鉄田憲男 文章:総務担当理事 大江弘幸

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2020年02月09日

保山耕一さん 第8回「奈良、時の雫」上映会

令和2年2月1日(土)、保山耕一さん月イチ上映会・テーマ「大和の冬」が、奈良公園バスターミナルで開催されました。新型肺炎の影響で、奈良公園も歩く人はまばら。外国人観光客がまだ少なかった頃の静かな冬の奈良を思い出し、そんな中の開催でした。

まずは、月イチ上映会支配人をさせられている(笑)という清水真貴さんが、満席の会場を見て、涙ぐみそうになって「こんなご時世の中、たくさんの方に来ていただいて本当にありがとうございます!皆さんの大きな気持ちが上映会を支えています。」とご挨拶。

続いて、当会理事の松森重博さんが、最近の保山さんのYou tube・水仙の映像を見て詠んだ一首。「水仙が 水のしずくに 映りたり 奈良般若寺の 大寒の頃」を披露されました。松森さんの歌集『大和まほろば』は今やベストセラーになっていて、今回から松森さんの短歌のコーナーも始まりました。

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次は、恒例の竹田奈良公園室長の奈良公園ワンポイント講座。今月はもうすぐ開催される「しあわせ回廊・なら瑠璃絵」でした。

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そして、今回の「奈良百寺巡礼」は、王龍寺!
飯野顕志副住職と当会副理事長の小野哲朗さんのご対談。まずは映像から。

―   映像   王龍寺  ―

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小野さんは「二名から西の丘を登るとゴルフ場、その先に山門があって、その前に『葷酒(くんしゅ)山門に入らず」(匂いの強い物を食べた人やお酒を飲んだ人はここから先に入ってはいけません)と石に書いてあるんです。そして鬱蒼とした森、しかしそこを過ぎて青空を見上げると心が大きく感じます。苔むした石畳や石段、前掛けのお地蔵様など、自然を楽しみながら歩くと本堂の甍が見えて来るんです。」とおっしゃっていました。

また「王龍寺の魅力はね、住職さんが毎朝境内の植物や花の芽吹きを撮影してHPに載せてくれているんですよ」「一番すごいと思ったのは、本堂まで上がると樹齢300年以上のヤマモモの大木(奈良県の保護樹木・奈良市の文化財)があって、今も元気に葉っぱを出しておるんです。」等々お話されました。

そして、飯野副住職は、ご本尊の石仏(摩崖仏でこちらは年紀がわかる石仏としてたいへん貴重)の十一面観音菩薩様(南北朝・建武3年)や十八羅漢さんのこと、聖武天皇の勅願による古刹、江戸時代に禅宗黄檗宗になったことなどを歴史と共に説明して下さいました。

また、王龍寺では、毎月第3日曜 早朝7時〜8時に座禅が行われています。
(こちらは座禅のスペースに限りがあるので、HPから予約して下さいとのこと)
副住職は「夏は本堂の羅漢さんの前で、冬は座敷で行います。わざわざしんどいことをするのではなく、座禅は座禅で楽しむかたちでするといいのかな」と温かくおっしゃっていました。

それから、実は王龍寺のレプリカが近鉄奈良駅5階のクラブツーリズムにあるんですよ。副住職は「実物の方がいいと思います。オーラが違いますよ(笑)」と。(そりゃそうですよね。でも一度見られるのもお薦めされていました。)

そして、ガラリと変わって

―   映像   奈良には365の季節がある   ―

いきなり 雷!流れる雲!細く美しい有明の月!鐘の音!……01 02 03 04 05……次々に映り変わる奈良の素晴らしい景色が、刻一刻と刻まれ、ビートの効いた音楽や「ラセラー ラセラー ラセ ラセ ラセラー!」の掛け声などとともに心に響き渡ります。

思わずじっと見入ってしまい、息をするのも忘れてしまうくらい!
そして寧鼓座座長・浅野重兵衛さんの和太鼓、生演奏!こちらの連打も迫力満点でした。

なんとも贅沢で貴重なひとときで、会場の皆さんは釘付けになっておられました。(保山さんの映像をもう一度見たい!行けなかったから見てみたい!という方、保山さんはYou tubeで発信してくれています)

そしてここからは、ならどっとFM「岡本彰夫の奈良 奥の奥」の公開収録。

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今回のゲストは、吉野杉の木でギター等を作って活動されている丸山手工ギター工房の丸山利仁さん、そのギターで演奏される稲川雅之さん。トークあり、演奏あり。地産地消の素敵な音色に魅了されました。

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そして、春日大社元権宮司の岡本先生が今回対談されたのは、吉野・金峯山寺の田中利典(りてん)長臈(ちょうろう)。初めに、田中長臈の発案で「疫病退散」のために会場内300名の皆さんで般若心経を唱えました。

その後、金峯山寺護摩焚き映像30分の間、お二人の「神と仏」のたいへん興味深いお話がありました。岡本先生は「私らとても仲がいいんですよ!」と会場の笑いを誘っておられました。詳しくは、ならどっとFM「岡本彰夫の奈良 奥の奥」をぜひお楽しみ下さい。


〈  二 部     保山さんの映像 と その解説   〉

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まずは、保山さん「映像が負けてるって思うくらい素晴らしい」と作曲家でピアニストの加古隆さんのことを絶賛されます。

「こういう強い曲があるからこそ、カメラマンは『よし、負けないぞ!』って映像を撮るんです。」「カメラマンにとって、音楽ってそういうものなんです。『あの曲に負けないもっと強いメッセージでその曲と響き合えたらすごいやろなぁ!』って自分の中でワクワクするんです。でもなかなかうまくいかなくて…」

「優秀な作曲家ほど、カメラマンを挑発します。なんとかギリギリにバランスが取れた時、カメラマンにはこれ以上の喜びはないんです」とおっしゃっていました。

―  宇陀 竜王ヶ淵の雪景色  ピアノ:加古隆さん、歌:森麻希さん ―

「こういう映像見たら、『寒くてたいへんやったん違いますか?』ってよく言われるんですが…あのガンという病気をしてから、何が変わったかって『こんな寒い中で、撮影できるってどれだけ幸せか』って思うんです。」と…。

「それまでは寒い暑いに不満を持っていたけれど、暑い時に汗流して『暑い暑い』って言いながら撮影できることがどれだけ幸せかって思います。」「入院が長くて、東京の病院だったんですが、景色がすごくきれいでした。」

「東京タワーやディズニーランド、お台場のベイブリッジが窓から見れるところで入院していました。どんどん季節が変わって、夏の入道雲、公園の木々が紅葉して、そしてだんだん散っていく…。すごく大きな窓があるんですが、5cmしか開かない、それは自殺をしないようにということで…。そういうところで、何か月もの入院でした。きれいな景色でした。」

「病院の中って、空調が効いているので暑くも寒くもなくて、でも景色が変わっていく。
夏なのに暑くない。冬なのに寒くない。で、そういう時にどうしたのかって言うと…
そのちっちゃな隙間から、手を伸ばして風を感じるんです。そういう経験を一度すると本当にその季節の中で自分がこうやって生きててやりたいことやれて、どれだけ特別なことかって今、かみしめています。」

「退院した時に、いつも窓の向こうに見ていた公園を初めて歩いてみたんです。そこは、一面に落ち葉が敷き詰められていて、ザッザッザッザッって音を立てて。その音が一生忘れられなくて、『生きてるな』って実感した音でした。」と…。

そして保山さんがその時に、ふと思われたのが「お金持ちになりたいとか自分の幸せのことではなくて、死ぬまでにピアノが弾きたいな」って(保山さんピアノは初めてらしいです)。そしてピアノを教えてもらったのが「かおりん」ことすみかおりさんでした。

「今日は水仙の映像をやります。今週、ならナビ『やまとの季節 七十二候』を見た人いらっしゃいますか? わぁそんなにいてはるんや! メチャ嬉しいですわ。」っておっしゃって、ならナビ1分30秒のフルバージョンを見せて下さることに。

「朝イチから日の暮れる真っ暗な時までそこにいる。そんな撮影をしています。」
「でもね、ある程度その場所にいたら『おまえ、これ撮らんでええんか?』って言うてくるんですよ」って。

「で、そんな時にレンズを向けたら『あーお前が見てもらいたいのはこれか!』というふうに。その時初めて風景と話ができるんです。風景も人のつきあいも一緒です。」と。

― 映像  田原本町 寺川の水仙(フルバージョン、すみかおりさんの演奏)―

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「僕が入院していたのは、東京有明の一番大きなガンの病院、末期ガンの人ばかりです」7月大きな七夕飾りの短冊にすごい数の願い事がつるされるそうです。

「初めてそれを見た時にいくつか読んで見たんですけど、つらくて…。その中にあるお母さんのがあって『私が死んでもパパと○○ちゃんが仲良く過ごせますように』って。
余命宣告されたお母さんでしょうが、病気が治りますようになんて書いてあるのはほとんどないんです。みんな自分のことじゃなくて自分以外の人を願うことばかり。結局最後には、大切な人、家族や友達の幸せを祈ることしかなくて。それが忘れられなくて、ずっとあります。」とおっしゃっていました。

退院して、帰って来た時も、毎日春日大社に通ったそうで、その時も自分の願い事をしようと思ったのではなかったそうです。でもそこである気づきが・・・

保山さん「自分よりも他の人のことを思う気持ちで生きてきたからこそ、自分の置かれている環境がどんどん変わっていって、それが心と体に反映して自分の命を与えられたのかなぁ」と。「自分は何のために生きているのかっていうその根元!人のために生きている!ていう気づきがあったんです。」と話してくれました。

春日大社では、1月31日より毎朝9時から新型肺炎の御祈祷を始められました。「なんか科学では説明できないことが世の中にはたくさんあって。仏教も同じで、先ほど般若心経を皆で唱えることによって、何も変わらないはずがない、何か絶対変わっていく。」そう言われていました。

また、夜中、雪が降って朝イチで飛火野へ行った時の話。
飛火野が一面真っ白で、撮ろうと思ったら、有名アーティストのヒップホップのメンバー達が真冬というのに半ズボンを履いてワイワイとやって来て・・・

保山さんいわく「『申し訳ないけど、5分だけ僕に時間を下さい』って言ったら、
ヒップホップのメンバーの一人が『この真っ白な空間に足跡を残せるのって、奈良では鹿だけだよね!』なんて、かっこええこと言うたんです(笑)」と。

その上、彼らは飛火野の真ん中を歩かずに、ずーっと端っこを通って帰っていったそうです。「な〜んか教えられましたね。僕はわかってるつもりで、わかってないというか…なんかそういうところなんですよ。人間にとって大事なところは。カメラマンだとまずそれを捨てなければやっていけなかった。でもそこは人間として捨てては駄目なんやということをヒップホップの彼らに教えられました」と。

―  映像  春日大社    ピアノ:野上朝生  ―

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保山さんは「病気の方もいろんなつらいことがある方も、困った時の神頼みで神社や春日さんにお祈りに行かれると思いますが、そんな時こそ他の人のことを祈って下さい。」「僕の経験から言いますと、困っているからこそどん底やからこそ、人の幸せ、大切な人の幸せを願っていただくことが、自分を変えるひとつのきっかけになると思うんです。病気の人もつらいことがあれば、いろんな気づきがあると思うんです。いろんな困りごとで悩んでいる人、病気の方、春日さんへお参りに行ったらどうかな」と。

「いろんなところで聞かれるので、この機会に答えました」とおっしゃっていました。

そして、来月3月7日の上映会は、グランドピアノが入ります!
「ずっとやりたかった!がんの病院で生ピアノでロビーコンサートした時、生の音に涙が止まりませんでした。いい意味での涙です。『人の心の奥に届くというのは、こういうことなんだ』と。そういうのをここでもやりたいと思って、その時の想いを僕の映像とともに皆さんの心の奥に届けたい!」と熱く語ってくれました。

空港ピアノのような、バスターミナルピアノも一日設置されるそうで「そちらも楽しんでいただけたら」と。「ピアノ、ベンツ保有率一番の奈良県だからこそのピアノとのつながり。もし余っているピアノがあればここに寄贈してください」ともおっしゃっていました。

最後は鹿の映像の解説です。
「あなたに、ほんの少しの時間があれば、餌付けをしなくても美しい風景の写真は撮れます。鹿をねらって撮りにいったんじゃないんです。いい景色やなぁと思って、ずっとそこにいたら、スーッと鹿が寄ってきてくれます。」

「飛火野の御手洗川(みたらしがわ)(ずっと水が流れていなかったそうで)、川に水が流れてメチャクチャ嬉しかった。僕は春の小川を撮りたかったんです。」保山さんは奈良に春の小川はあるのかって探されたそうです。「コンクリートで固められているのは小川じゃない。里山ですら河川工事をしている。唯一探したのが、飛火野の御手洗川でした。川に水が流れるようになったら、鹿の動きが変わり、集まってくるようになったんです。」と教えてくれました。そして、最後に「自然な鹿を見ていただいて終わりにしたいです」と締め括られました。

―  映像   東大寺の鹿 ―
―  映像   飛火野の鹿 ―

今回も盛りだくさんの内容で、お客様はたっぷりと保山さんワールドを楽しまれていました。来月はいよいよ保山さん夢のグランドピアノがやってきます。予約チケットをお求めになる方も多く、ワクワクしながら楽しみに帰っていかれました。

写真:松森重博理事  文:広報G 増田優子


posted by 奈良まほろばソムリエ at 11:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする