2013年12月11日

第2回「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」

・日時:2013年12月8日(日)14時〜15時30分
・会場:東京都日本橋「奈良まほろば館」
・演題:「平城山の史跡散歩」
・講師:鈴木 浩
・参加者:一般応募の58名

【講演要旨】
東京からの観光は、残念ながら京都が圧倒的だ。理由は「奈良は遠いから」と、良く耳にする言葉だ。そこで、深イイ奈良講座という旗を掲げている以上、奈良県の定番の観光名所は避け、東京から奈良を訪ねる時に一番近いのは西大寺駅。京都名所の嵐山や大原よりも西大寺駅がより近いと強調したい。と言うことで、テーマを西大寺駅のすぐ東の「平城山の史跡散歩」とした。

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[まほろば館:東京都日本橋の三越前]

平城宮跡の北方に広がる23カ所の史跡・名所・古墳・寺社等をパワーポイントを使いつつ地図も併せ机上散歩をした。佐紀盾列古墳群を中心に平城ニュータウンにある、石のカラト古墳や音如ヶ谷瓦窯跡、また、あまり知られていな押熊八幡神社や超昇寺、4つの平城越え街道など紹介した。

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[まほろば館の講演の様子]

参加者の7割以上の方が既に、平城宮跡を訪ねたことがあるとのこと。また、近々に奈良観光の予定がある方も沢山おられ、奈良への強い関心を持った方が参加されていたと感じた。
奈良観光や奈良フアンの醸成には、東京への情報発信が最も効果的であるのは当然だ。そのためには、奈良まほろばソムリエの会が一歩前に出て、こうした企画を粘り強く進めていくことは意義のあることではないでしょうか。

鈴木 浩

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2013年10月28日

ソムリエの会会員吉田利明さん 県知事表彰を受賞 !!

奈良県では、毎年「あしたの奈良表彰」(奈良県知事表彰)を実施しています。これは、奈良のPRや奈良のイメージアップに大いに寄与する活動を行っている個人や団体を顕彰する制度です。

今年第4回目の表彰式が、11月10日(日) 奈良県橿原文化会館で行われますが、ソムリエの会吉田利明さん(大和路・個人観光タクシー)が、めでたく表彰されることとなりました。会員一同、心から祝福したいと思います。

なお、当日講演会も開催され、参加は無料ですが、事前申込が必要です。県のHPをご覧の上、多数参加頂き、お祝いのエールを贈ってあげて下さい。

--豊田 敏雄--


(参考:鉄田氏のブログにも紹介があります)

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2013年03月27日

願わくば花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ

西行法師の有名な和歌です。釈迦入滅の2月15日の満月のころに桜のもとで生涯を終えたいと祈願してこの歌を詠んだとされます。
今年は旧暦の『如月の望月』の日が3月27日なのです。
西行はどこの桜を心に描いてこの歌を詠んだのでしょう。
今年の桜の開花は早く、27日には見ごろを迎える桜も多いことでしょう。
満月のもとに今を盛りと咲く桜に、西行の姿を重ねて見られますね。
『如月の望月』のすばらしいショットを撮られた方、ぜひ投稿してください。
投稿先メールアドレス:info@stomo.jp

                  広報グループ まりも
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2013年03月23日

ごじょう周遊バスに乗ってきました

5月12日まで(梅桜号は3月31日まで)の土曜・日曜・祝日限定で運行されている『ごじょう周遊バス』を利用して観光してきました。
NPO法人「うちのの館」が運行する五條市内観光に利用できる無料のバスです。
バス運行に関しての詳細は http://www.kawamura-river.com/event_poster/2013/bus.pdf


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(藤岡家住宅 満開の長兵衛梅)

藤岡家住宅には何度かうかがっていますが、風格ある建物と職員の皆様のホスピタリティーにいつもいつも感心します。今回も食事を予約してゆっくりといただきました。古いお屋敷を拝見することはあっても、なかなかその中で食事をとることなどありませんが、ここでは実際に使われていたお部屋で食事をいただけるのが、とても貴重な体験です。食事もあたたかいものを用意してくださり、美味しいです。

藤岡家住宅から乗車し、長屋門下駐車場、JR五条駅、新町口を経由して、梅の名所、賀名生へと向かいました。
このバスでは、自家用車では体験できないことができるのです!“まぼろしの五新線”を通って賀名生に向かうのです。

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(バスの車窓から 五新線を走る)

国道168号線から別れて、専用バスしか通行できない五新線に入ります。最初のうちは住宅地を通る道です。さて、この写真に写っている四つ角、これは踏切になる予定だった場所だそうです、鉄道の名残りがはっきりと見て取れますね。

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(五新線 トンネル)

2本の長いトンネルを抜けると、そこは賀名生の里。まさに桃源郷に迷い込んだ気分です。

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(五新線 賀名生バス停とごじょう周遊バス)

ここでバスを降ります。この風景、見覚えありませんか?
河瀬直美監督の『萌の朱雀』でみちる役の尾野真千子さんが通学に利用していたシーンが撮影されたバス停だそうですよ。

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(賀名生の里の梅林)

ちょうど見ごろを迎えた賀名生の梅林。梅のかおりに満ち満ちて、存分に早春の気分を楽しみました。
帰りも『ごじょう周遊バス』を利用。往路は空いていましたが、帰路はほぼ満席でした。
このバスは予約なしの座席定員制(25名)なので、満席の時には乗車できませんので、その旨ご理解のうえ、計画をたててください。賀名生からJR五条駅には路線バス(有料)もあります。

今回は賀名生の梅林がちょうど見ごろだったので、賀名生の観光が中心でしたが、天誅組ゆかりの長屋門、新町通り、五條文化博物館にも停まるものですから、「ここも見たい!」、「こちらも行きたい!」と思うところだらけでした。梅桜号は今月いっぱいですが、4月からは山吹・ぼたん号としてコースを変えて運行されるそうです。
魅力あふれる五條の観光におおいに貢献する『ごじょう周遊バス』、ぜひ体験してください。

                            (広報グループ まりも)
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2013年03月16日

冬の奥飛鳥をたずねて

 冬の奥飛鳥を訪ねたくなり、2月の末、明日香村の石舞台古墳から祝戸橋を渡り、飛鳥川上流へと向かった。気温10℃、昨日までの寒さが嘘のように感じられるハイキング日和でした。
 歩いて20分ほどで稲渕集落の入り口 神所橋(カンジョウバシ)に着く。そこには太い綱が飛鳥川に渡され、その中ほどに藁で作った大きな筒状のものが吊り下がっている。雄綱という。この綱を勧請縄(カンジョウナワ)といい、正月11日に行われた綱掛け神事の際に作られ、飛鳥川に掛け渡された。五穀豊穣を祈り、悪病の村への侵入を防ぐために張られたものです。綱を掛ける木は、昔は松と檜に決まっていたそうですが、今みると、樫と柿の木でした。

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 <稲渕棚田>             <稲渕男綱>

 雄綱から飛鳥川の「飛び石」までほんの数分。歩いて渡るのにほどよい石が幾つか並んでいます。飛び石と呼ぶ石橋(イワハシ)です。万葉集に「明日香川 明日も渡らん石橋の 遠き心は 思ほえぬかも」と詠われ、古代のロマンが偲ばれます。

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 <飛鳥川飛び石>         <飛鳥川上坐宇須多岐比売命神社>

 さらに遡ると、山間が狭くなって、川の音も大きくなり、川床には巨岩が横たわっている。そのそばに、縣社の飛鳥川上坐宇須多岐比売命神社がある。見上げるほど高く長い石段に一瞬躊躇するも、意を決して上ること192段、そこは大きな杉の古木が天をさえぎり、厳かさを感じる神社です。皇極天皇が642年に「南淵の河上」で雨乞いをされたのは、きっとこのあたりであろうと思わせる雰囲気です。

 神社をあとに、更に進むと、ふたたび視野が広がり、田園地帯を見ながら栢森の集落に近づく。集落の入り口辺りに稲渕と同じように太い綱が飛鳥川に掛け渡され、綱の中ほどには、やはりわらで作った雌綱が吊り下げられている。今年は、正月14日に綱掛け神事が行われ、稲淵が神式で、柏森は、仏式で行われた。

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 <栢森雌綱>            <加夜奈留美命神社>

栢森は、川の合流点にあり、近くに式内社の加夜奈留美命神社が鎮座する。
ここから15分ほど登ると、女淵と呼ぶ滝がある。案内板によると高さ6mもあり、淵も滝の高さほどの深さだそうです。水しぶきが美しく、神秘的で、水はどこまでも碧く、清らかな滝でした。

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<雪の残る女淵降り道>         <女淵の滝>

 さらに上には、男淵と呼ばれる高さ9mもの滝があり、女淵には雌の龍神が、雄淵には雄の龍神が棲むと言い伝えられてきたそうです。ここが雨乞い伝承地とありましたが、そのように感じさせる雰囲気が漂っていました。

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<女淵の滝2>             <雨乞い伝承地>

 「世の中は 何か常なる 飛鳥川 昨日の淵ぞ 今日は瀬になる」こう詠われた飛鳥川、集落の人たちは、水の神を慰め、飛鳥川の穏やかなることをひたすら祈り、五穀豊穣・子孫繁栄を願い続けたのでしょう。
 夏が過ぎれば棚田が黄金に染まり、畦道には赤い彼岸花が咲き乱れます。今年も龍神様のお蔭で豊かに実った稲穂を見に再び訪れようと思います。

                    広報グループ 豊田 敏雄
posted by 奈良まほろばソムリエ at 22:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする