2012年12月05日

奈良の精通者を増やす

先日、奈良まほろばソムリエ友の会の会長の小北博孝氏のパワーポントを使った卓話「奈良の精通者を増やす」を聞く機会がありました。


全国の宿泊者数、1位東京、2位北海道、3位大阪、4位京都・・・・・奈良は45位。

奈良の宿泊者数は2010年の遷都1300年の年の28.6%下げである。

観光都市奈良の課題として、観光客の低迷。関係者の発信力が弱い、市民の奈良の知識が乏しい、ホスピタリティ(おもてなし)が弱い。

それは平成22年2月の奈良市の「観光都市の課題」でも、観光資源の魅力向上の必要性、発信力の弱さ、ソフト、ハードの整備が遅れている、と指摘されている。

以前、梅の季節に国立博物館近くで食事を取り、「片岡梅林はどこですか?」と尋ねたら、店員さんも店主も知らなかったので失望した。店の周りの半径2キロくらいのことは知ってほしいと思う。

そして平成22年9月、奈良市ではおもてなし条例ができた。基本理念は、「歴史、文化、伝統の魅力を発掘し、その情報を発信すること、・・・・」などがうたわれている。

奈良通を増やして発進力を強化するということで、2007(平成19)年奈良まほろばソムリエ検定が奈良商工会議所主催で始められた。試験の範囲は奈良県全体であり、歴史、文化、はじめ広いジャンルの問題が出題される。

そして奈良まほろばソムリエ友の会が2011年、合格者に活動の機会をということで発足した。

通算12,207人が受験し、2級が3,732人、1級が1,255人、最上級のソムリエには272人合格している。

ソムリエ友の会は、272人中198人が参加している。

奈良県立大学の村田先生も「奈良検定の知識を生かした取り組みが地域の活性化につながる」と言っておられるが同感である。

奈良まほろばソムリエ友の会の活動は、
○県下全域の観光ボランティアガイド
○社寺、史跡の探訪
○歴史文化の講演会
○地域での学習会
○社寺の美化
○伝統行事の支援
○歴史文化の調査・啓発
○観光情報の発信・観光振興への提言(まだまだですが)
○まほろばソムリエ検定の支援
などをおこなっている。

地域・職域・社寺の美化などを心がけ、会報紙なども発行している。

今後は、
○社会貢献活動の輪を広げる
○専門家集団を目指す
○研究成果や情報紙の発行
○市民向け講座をむつかしいが定期的におこなう
ことを目指したい。

今後NPO法人になり、奈良まほろばソムリエの人達に加えて、その他の人の参加も考えたいと思っている。


と30分あまり熱心に語られた。

20121205_1.JPG
講師 小北会長

(広報部会 松森 重博)
posted by 奈良まほろばソムリエ at 21:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月27日

香港EGLツアーズ袁社長講演会・交流会開催のお知らせ

 奈良県国際観光課より、「香港EGLツアーズ袁社長講演会・交流会」の案内をいただいております。
「訪日旅行のカリスマ」というべき袁文英氏(プロフィールはこちら)の講演会です。

 9月4日(火)16:00〜17:30、東大寺金鐘ホール(東大寺ミュージアム内)での開催となります。入場は無料です。

また同日の講演会終了後(18:00〜20:00)には、金鐘ホールから徒歩数分の「クイーン・アリス・シルクロード」(シルクロード交流館1階)で交流会が行われます(定員50人)。こちらは参加費7,000円です(当日支払い)。

 すでに締め切り日を過ぎていますが、まだ、間に合うとのことです。
 詳しい案内はこちらです。

posted by 奈良まほろばソムリエ at 13:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月17日

産経新聞奈良版「観光と文化振興へNPO目指す」

奈良まほろばソムリエ友の会事務局長の鉄田でございます。6/14付の産経新聞奈良版「大和ひと点描」に取り上げていただき、また小北会長から会員の皆さんにメールでお知らせいただき、恐縮しております。私は会長に、うっかり高圧縮のJPEGデータを送ってしまい、会員の方から「ちゃんと読めない」というお声をいただきましたので、記事全文を打ち込むことにいたしました。

NPO法人化に向けて進んでいこうという時期に、こういう形で新聞に紹介していただき、大変有り難く思っています。記事を読まれた方から「それなら、ソムリエに観光案内や講演を頼んでみよう」という声が上がることも考えられますし、これを機にソムリエ資格取得をめざす方が増えるかも知れません。NPO化の暁には、奈良の観光と文化の振興をめざす「社会貢献事業」に、鋭意取り組んでまいりたいと思います。以下、新聞からの引用(全文)です。

産経新聞-2.jpg

「観光と文化振興へNPO目指す」
奈良まほろばソムリエ友の会事務局長 鉄田憲男さん(58)

「tetsudaブログ『日々ほぼ好日』」というインターネットブログをご存じだろうか。奈良のイベントや観光スポット、グルメの話題などが盛りだくさん。記事は毎日追加され、1日1800人が閲覧し、推定5千人がブックマークしている人気サイトだ。ブログで根強い人気があるのは、飲食店や奈良の食文化にもふれるグルメの話題だ。飲食店の紹介は「本当においしい店だけを載せています」という。

勤務先の同僚や知人などからの口コミや、散策中に見つけた店に足を運び、料理の写真を撮って店主にも取材。内容は詳しく、大げさではなく抑制された文章が食欲をそそる。このブログに掲載されたことがきっかけで繁盛した店もあり、取材依頼が舞い込むこともあるそうだ。「『よくネタが続くなあ』といわれるんですが、ネタがあり過ぎて書く時間がないんですよ」

関ヶ原の戦いで西軍にいた真田幸村が大坂冬の陣・夏の陣に出陣するまで隠棲していた和歌山県九度山町出身。真田幸村や高野山が身近にあった関係で郷土の歴史に親しんだ。大阪大経済学部と早大文学部を卒業し、昭和53年に南都銀行に入行した。現在は総合企画部副参事。これまで主に広報を担当し、10年以上前からボランティア団体やまちづくりグループと関わるようになった。「県などの指定金融機関ということもあって、県や市町村と密接な関わりがある。地域を元気にしたいという考えは、銀行の狙いとも合っている」。インターネットが一般に普及し始めた十数年前から奈良の話題をネット新聞などに投稿し、平成17年11月に現在のブログを誕生させた。

「奈良にうまいものなし」とはかつて文豪が言った言葉に由来するが、「そんなことは思ったことがない」という。「奈良県民は自分たちのことをわざと悪く言うところがある。すばらしいものがたくさんあるのにそれではもったいない。『つまらないものですが』なんて和歌山生まれの私は言わない。『これおいしいですよ』と言いますよ」 そんな奈良の県民性からか、おいしい店は目立たない場所にあり、見つけるのも難しい。「大阪みたいに集中していない。でも、その方が希少価値があって探す楽しみもある」。地元の人が見落としているところにスポットを当てたいのだという。

活動はブログにとどまらない。22年の平城遷都1300年祭を機に南都銀行の退職者に声をかけ「ナント・なら応援団」を発足させた。県内の秘宝・秘仏を特別公開する企画があるが人手が足りない、と聞いたのがきっかけだった。小規模の寺院では解説や誘導などに人員を割く余裕はない。メンバーは大学教授などからの研修を受け、現場に立った。元銀行員なので接客の経験も豊富。親切な対応で観光客や寺院側から好評だったという。

奈良まほろばソムリエ検定のソムリエ合格者でつくる「奈良まほろばソムリエ友の会」のメンバーも約200人に増えた。ツアーガイドやセミナー講師として活躍の場が広がっており、NPO法人化を目指している「ソムリエの豊富な知識を生かし、奈良の観光と文化振興に役立てたい」(中島高幸)

奈良まほろばソムリエ検定  奈良に精通した人を認定するため、奈良商工会議所が平成19年から毎年実施している。奈良通2級、奈良通1級、奈良まほろばソムリエの順で難しい。これまでの「ソムリエ」の合格者は県内外の計272人となっている。
posted by 奈良まほろばソムリエ at 06:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

多武峰街道に隠れ古寺を訪ね、丁石道を歩く

奈良まほろばソムリエ友の会が「音羽山観音寺・聖林寺・談山神社一ノ鳥居・等彌神社」というコースでウォーキングを行う。
5月17日、音羽観音の縁日に実施する。

先日、多武峰の「町石」を確かめて歩いたが、観音寺の「丁石」も面白そうである。僕も音羽山は登った。観音寺も何度も訪れた。
しかし、丁石を丹念に見て歩いてはいないし、観音寺の亀石もしかとは確かめていない。

庵主様に会いがてら、2日、小雨の中を登ってきた。
下居(おりい)のバス停を降りると先ずは多武峰街道の「観音道」の道標。

005tos.jpg 観音様のはめ込み道標

多武峰からの寺川を渡ると左手に、高さ3m30pの献燈籠がある。
天保13年(1813年)8月建立である、

そこから観音寺までの登山道に17の丁石がある。
道路の拡幅などで動かされたものもあろうが、ほぼ一町ごとに一丁石である。
火袋がある笠形型の塔で、天保15年辰年十月(1815年)のものである。
笠がないものもあるが、17丁石すべてが残り完形のものも多い。

200年前に今の形の丁石が作られたが、その前の古い町石も残されていることもすごい。
鎌倉時代のものと言われる。
4石が保存されているとのことであるが、中品中生 5町、中品下生 4町などを確認してきた。

連休の谷間、小雨が降り続くというお天気で「今日は誰も来ないよね」とのんびりされている中への飛び入りでだったが、ずうずうしく天ぷらうどんまでいただいてしまった。
新緑のなか、谷筋のシャガの群生、観音寺のシャクナゲなど花も楽しめた観音寺詣だった。

003ris.jpg シャクナゲの咲く観音寺参道

17日はどんな花に会えるか、楽しみである。


奈良まほろばソムリエ友の会(桜井市在住) 雑賀 耕三郎
posted by 奈良まほろばソムリエ at 17:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月27日

太安万侶の遺骨を故郷に分骨のニュース

10日ほど前に報道発表されているので、皆さんご存知のことと思います。
私はソムリエ友の会と提携している「今奈良.jp」の豆知識コラム
http://www.ima-nara.jp/tips の執筆者の一員ですが、3月に掲載されました「コラム16 太安万侶の祖先を祀る 多神社」の中で、今回報道発表されました田原本町で安万侶のものと伝えられてきた古墳について書きました。

昨年11月に磯城のみち・ボランティアガイドさんの案内で田原本のウォーキングをしたときに、通称「安万侶の参り墓」について、その存在を初めて知り、場所をお聞きしていました。
「多神社さん所有になったときいている、今後整備されるのではないか」とのお話でした。後日観光ステーションの方に場所の詳細を聞き、探しに行きました。

mairihaka.jpg
残念ながらこの写真は豆知識コラムに掲載されませんでしたが、今回いくつかの新聞には多神社の宮司さんとともに写真が掲載されましたので、跨線橋がすぐ近くにあり、近鉄橿原線が脇を通っていることが見てわかったと思います。

場所探しに同行してくれた友人が持っている本(奈良市此瀬町で安万侶の火葬墓が発見される以前に出版)には、「太安万侶の墓と伝えられる」と記載されていました。以前には立看板があったそうですが、今は何もなく、盛土だけを見てそれとわかる人はいないと思います。

この写真(1月撮影)のように、まるで小さな稲叢のようで、農作業ででたものをためておくような場所にさえ見えました。しかし、注意して見ますと、盛土の周りの稲は、盛土を避けて、その周囲をぐるりと丸く植えられていたことがわかります。古墳の周濠あとを稲作に転用しているところ(例:掖上鑵子塚古墳)で見られる光景と同じです。

命日の7月6日に納骨され、追悼碑などを建てる計画だそうで、古事記のふるさとにふさわしい、縁の場所となることでしょう。

      まりも(辰馬真知子)

<現地への行き方>
◎車の場合――国道24号線十市町交差点を西に行きますと、寺川にかかる橋をわたり、(ここを直進するのが例の跨線橋)すぐの信号を左折(南)すると、昔の下つ道で、道幅の広いところがあるので、そこに車を止めて見学に行ってください。西側の田んぼの中です。

◎徒歩の場合――新ノ口駅が最寄りです。昔の下つ道に沿って、北へ向かい、跨線橋が見えてきたら、その手前の西の田んぼの中です。
posted by 奈良まほろばソムリエ at 12:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする