2019年08月15日

女性グループ(ソムリエンヌ)夏休み家族体験教室「超難解⁉ホンモノの土器接合とカラー拓本にチャレンジ!」

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8月4日(日)歴史に憩う橿原市博物館と女性グループ(ソムリンヌ)・啓発グループの共催企画、夏休み家族体験教室2019「超難解⁉ホンモノの土器接合とカラー拓本にチャレンジ!」が開催されました。
今年は17名のご家族が参加されました。
3年目を迎える恒例の夏イベントは、本物に触れられる貴重なチャンスです。

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ソムリンヌ扮する、橿原市観光PRキャラクターさららちゃんがお出迎えです。
鸕野讃良皇女(後の持統天皇)がモデルの活発でハツラツとした女の子をイメージしています。
学芸員の竹鼻氏より本日のイベントスケジュール説明のあと、立体駐車下に移動。
ここではテーブルに並べられた、新堂遺跡(5世紀前半)から出土した土器片を使って接合体験です。

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遺跡から出て来る土器はバラバラになっているので、もとの形がどんな形だったか?頭でイメージしながら立体パズルのように復元していきます。

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「ここがつながる?ここがくっつく?」皆で頭ををひねります。
土器に残された模様や色などの手がかりから、元の土器の形を目指します。

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難しかった分、「出来た!!」と、完成したときの喜びはひとしお!

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土器接合体験の後は、資料整理室で古代瓦のレプリカを使って、オリジナルのカラー拓本に挑戦します。瓦に関する簡単な基礎知識の解説のあとは、ソムリンヌが作成した瓦に関するクイズを子ども向けの紙芝居にしました。いくつ答えられるかな?
問題
@橿原市のマスコットキャラクターのモデルは?
A藤原宮の建物に使われた瓦の数は?
B重い瓦は遠いところからどうやって運んだのかな?
C軒丸瓦の模様は何の花をデザインにしたのかな?
D瓦の役割は??

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クイズのあとはいよいよ瓦のカラー拓本に挑戦です。
配られた紙を瓦の上に乗せて水を吹きつけ、中央から端に向けて空気を丁寧に抜きます。
紙が破れないよう、力の入れ方に注意です。
ある程度紙が半乾きになったら、タンポを使って絵の具で好きな色で彩色していきます。
色紙に貼った拓本は、夏休みの思い出の作品となりました。

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イベントのフィナーレは恒例の奈良まほろばかるた大会です。

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5つのグループに分かれて競い合いました。皆で一つの札を追いかけるうちに、参加者同士の交流も深まり、終始和やかなムードで大会が進められました。
「奈良まほろばかるた」は、県内全域の寺社や史跡、自然や文化まで幅広いテーマで“奈良”が取りあげられています。かるた遊びをきっかけに、札の由来となった場所を見て歩くことで、奈良の良さ、面白さを知ってもらいたいと思いました。

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各グループの優勝者に「奈良まほろばかるた」のオリジナルカードが進呈されました。

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「土器にふれる事はとても貴重でよかった」「拓本もかるたも紙芝居も勉強になった」「かるた会がとてもたのしかった」「かるたを購入したい」などの声が寄せられました。



文・女性グループ(ソムリエンヌ)道ア美幸 写真・寺田麻美、友松洋之子

posted by 奈良まほろばソムリエ at 09:19| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月07日

女性グループ(ソムリエンヌ)自然の色を楽しむ・草木染めストール作り


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7月17日(水)女性グループ会員松浦さんのお宅をお借りして草木染め体験をしました。
草木染めをするにあたり、宇陀市産業企画課地域おこし協力隊の山本理愛さんを始めとする講師の方々が指導に来て下さいました。
今回はストールを染めるということで、まずはストールの柄選びから始めました。
事前に何種類か生成りのシルクのストールをご準備して頂きました。
各自、お好みのものを選び、染色開始です。

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今回講師の方にご用意頂いていた染料となる植物は、大和当帰、蓼藍、西洋あかね、など。植物の特性や魅力などのお話のあと、実際染めるとどのような色になるかをご説明頂き、各自染める色を決めました。

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まずは大和当帰から。
葉の部分や茎の部分を包丁でザクザクと刻み、水の中に放りこんで、沸かします。
しばらく沸騰させて、染色液を煮出していきます。
漢方薬などに用いられる当帰ですから、刻んでいる最中も、煮出している最中も、セロリのような強めの匂いがしてきました。

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十分に煮たら、濃い緑色の染色液ができ、葉や茎を鍋から取り出し染色開始です。
染色をする前に、あらかじめストールを水洗いして、その後、大和当帰から煮出した染色
液の中に投入します。色むらにならないように時々攪拌しながら、染めていきます。
なかなか根気のいる作業ですが、徐々に白いストールが染まっていくのを眺めているのは
楽しいものです。

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次はタデ藍です。
藍は葉の部分を染色に使います。茎から葉を摘み取り、ミキサーかけてすりつぶし、ガーゼで漉したものをボールにあけ、そこにお湯を適量いれて染色液を作ります。
ちなみに残った茎は根が出るまで水につけ、根が出たら土に植えるとまた藍が育ちます。
藍は比較的染まりやすく、染色液につけてしばらく攪拌していると、淡いブルー色に染まりました。

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続いて、ネムノキの染色です。
こちらは大和当帰と同じ要領で、葉を刻んで大きな鍋で煮て、染色液を作っていきます。
ネムノキは染色ができるほどの濃度の液を作るのに、長い時間煮出す事になりました。
今回この植物が染色液を作るのに一番長く時間を要しました。
その分、こちらの色を選択したソムリエンヌはこの色に愛着が強かったようです。

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続きまして、西洋あかね。
こちらはあらかじめ西洋あかねの粉末を用意して下さっていたので、
お湯に溶かして染色液を作り、そこにストールを入れて、攪拌しながら染色をします。
ひとつの染色液に入れて単色に染色したり、ストールを半分ずつ別の染色液につけて2色にしたり、出来上がりを想像しながら、草木染めを楽しみました。
ある程度、ストールに色がつくと、染色液の中から取り出し、水洗いをし、ミョウバンを溶かした液の中に入れます。発色を促進する効果があります。
しばらくミョウバン液につけた後、よく水洗いをして、乾かします。

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朝から没頭していた染色も、お昼をまわるとお腹がすくもので・・・
お楽しみのお食事タイム♪
松浦さんと松浦さんのお友達のお手製のお料理がテーブルいっぱいに並ぶ並ぶ!!
ワンプレートに盛り付けされた数種類のおかずには自家製のお野菜がふんだんに使われており、具だくさんのお素麺、黒豆やじゃこを混ぜたおにぎり、デザートには
夏らしい爽やかなハーブを使ったゼリー、どれもこれも絶品でお庭に何枚を干されたストールを眺めながらソムリエンヌで囲む食卓はとても賑やかで、やり遂げた充実感(笑)もあり、お腹も心も満たされました。

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お腹を満たした後は、乾いたストールをかけてみんなで記念撮影。
染色したてホヤホヤのストールを首にまいて帰るソムリエンヌがいたりと、初の草木染め体験はとても楽しく、また自然の植物の持つ力を感じました。

文・女性グループ(ソムリエンヌ)中村優佳 写真・道ア美幸


posted by 奈良まほろばソムリエ at 22:35| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月22日

女性グループ(ソムリエンヌ)拓本講座

5月26日(日)奈良女性センターにて、拓本の基礎知識や技法、拓本に必要な用具作り講座を実施しました。拓本の起源は古く、中国の唐の時代より前から始まったと考えられるそうです。

拓本の技法には湿拓と乾拓とがありますが、今回の講座では湿拓を学習しました。
湿拓法で一般的に知られているのが魚拓ですが、被拓物(刻石など)に墨をぬって紙に写しとる方法では、被拓物を汚し、大切な文化財を汚損してしまうことになります。また、とった文字も左文字となるのでNGな方法です。

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ソムリエの会、会員前田昌善氏による特別講座です。まずは湿拓に用いるタンポ(丸めた綿を薄手の絹で包んだもの)の大と小、一個ずつを作ります。
タンポは書画でいう筆と硯の役目をする道具です。

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<てるてる坊主を作る要領です>
拓本には欠かせない必須アイテムのタンポ作りです。表面に凹凸やシワのできないよう注意が必要です。

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<板に彫られた百人一首や短歌を採拓します>

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<名作を拓本にした作品のお披露目>
講師の手直しもあって、ようやく完成です。
早春賦・幾山河(若山牧水)・百人一首より、天の原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に 出し月かも(阿倍仲麻呂)

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6月2日(日)拓本講座の第2回目です。
三輪の檜原神社から西へ下った、井寺池(桜井市茅原)周辺で実施しました。
拓本をとる気象条件は、風のない曇天が望ましく、適度に湿度があり、風の無い穏やかな日が好適です。この日はまさに条件ピッタリの拓本日和でした。

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先週のおさらいを兼ねて、拓本のとり方のお手本を見ながら手順を頭に入れます。
さすが手慣れたもので、サクサクと作業をされています。
注意事項を受けたあと、各グループに分かれて、三々五々採拓をスタート!

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<大和は国のまほろば たたなづく青垣山ごもれる大和し美し 倭建命 (川端康成揮毫)>
お互い協力し合いながら、和気あいあいと作業を進めていました

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<かぐ山は 畝火ををしと 耳成と 相あらそひき 神代より かくなるらし いにしへも  しかなれこそ うつせみも つまをあらそふらしき 天智天皇(東山魁夷揮毫)>
拓本にすることで見えにくかった文字が鮮明に浮き上がっています。

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<三諸は 人の守る山 本辺はあしび花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし山ぞ 泣く児守る山 (久松潜一揮毫)>
こまかい部分が打ちこめなかったり、紙が破れてしまったり。簡単なようで、体力と根気の必要な作業です。

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<いにしへに ありけむ人も わが如か  三輪の桧原に かざし折りけむ 柿本人麿(吉田富三揮毫)>

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≪井寺池をバックに記念撮影≫
同じ碑を採っても、それぞれ個性が際立ちます。
拓本は天候に左右されたり、管理者の許可を得たり、限られた状況のなかで行う苦労の多い作業です。拓本をマスターするのは一朝一夕ならずと痛感しました。
いつか表装できるよう、腕を磨きたいと言う声もありました。


文・写真 女性グループ(ソムリエンヌ)道ア美幸
posted by 奈良まほろばソムリエ at 10:43| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

女性グループ(ソムリエンヌ)春休み家族体験教室「集まれ!ちびっこ探検隊IN東大寺・五劫院」

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3月27日、春休み期間を利用しての家族体験教室「集まれ!ちびっこ探検隊in東大寺・五劫院」を開催しました。
まだ肌寒く、時折薄日が差す空模様の下、本日の参加者13名が東大寺ミュージアム前に集合しました。今回は奈良を代表する観光名所東大寺を案内しました。たいていの修学旅行や観光客は南大門と大仏殿の往復で次へと移動してしまう方が多いようですが、これはとても残念なことです。広大な境内には国宝に指定されている建造物を含め、古い歴史をもつお堂や見どころがたくさん有ります。東大寺の大きさを実感してもらいながら、教科書には載っていない東大寺の豆知識などを楽しく学びながら探検をしました。

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東大寺境内マップ。@〜Fの順番に回ります。

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探検用に配った手作りの望遠鏡。

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猫段、またの名を猫坂。東大寺大仏殿東側にある階段です。
ここで転ぶと生まれ変わったらネコになってしまという伝説もあるのだそうです。
ネコになりたくない子供たちは慎重に転ばないように登りました。

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大仏殿の東の高台には鎌倉時代建立の堂々とした鐘楼が見えてきます。この梵鐘は大仏開眼の祈りに初めて鳴らされました。「奈良太郎」の愛称でも親しまれています。
鎌倉時代の武将朝比奈三郎が梵鐘を撞いたところ三日三晩、鐘の音がなりやまなかったので、その後は鐘木があたる撞座の下を撞くようになったという伝説が残されています。

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こんなところにネコになってしまった人が…。子ども向けの楽しい演出もありました。

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法華堂(三月堂)
外見は1棟のように見える建物ですが、寄棟造りの正堂と、重源上人によって増築された礼堂が一体となっています。
もともとは正堂と礼堂が軒を接して建つ配置でしたが、鎌倉時代に、礼堂を入母屋造りに改築して2棟をつないだもの。さて・・つなぎ目はどこでしょう!?
二月堂拝観後は、土塀に囲まれた静かな二月堂裏参道を通って、大仏殿の裏へ続く風情のある道を散策します。

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正倉院
歴史の教科書で習った正倉院も東大寺の建物です。この日は平日だったので正倉外構を正面から見学しました。

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転害門
かつて東大寺境内の西側にあった三つの門のうちの現存する唯一の門です。
節のある珍しい柱や注連縄のことを学びます。

全ての見学を終え、探検隊一行は東大寺の末寺五劫院へと向かいます。
五劫院では、修行した期間を髪型であらわした、おかっぱにも鉢をかぶったようにもみえる、阿弥陀さま(五劫思惟阿弥陀仏坐像・重文)がいらっしゃいます。
同寺のご厚意で特別に拝観させていただきました。

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子ども支援活動のフィナーレは、恒例となった「奈良まほろばかるた大会」です。
奈良まほろばかるたを使って、今日の東大寺散策を振り返ります。
【に】二月堂春を告げるお水取り
【ら】蘭奢待(らんじゃたい)天下一の名香収める正倉院
【る】盧舎那仏(るしゃなぶつ)は東大寺の大仏さん

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かるた大会優勝者。

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参加者全員で記念撮影
  
文・女性グループ 道ア美幸 写真・横井洋子

posted by 奈良まほろばソムリエ at 21:25| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月16日

女性グループ(ソムリエンヌ)11月例会・吉野宮滝万葉の道、森林セラピーロード散策

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11月の女性グループ(ソムリエンヌ)の例会は吉野宮滝万葉の道を歩きました。今回はソムリエの会の亀田氏と大嶋氏を講師に迎え、近鉄吉野駅からゴールの大和上市駅まで案内していただきました。

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七曲坂の紅葉

吉野山の桜の木は、毎年春になると下から順に桜が開花していきますが、紅葉は桜の開花とは反対に、奥千本から下千本へと順に色づいていきます。10月中旬、桜の葉が赤く色づきはじめた後、11月に入るとモミジが鮮やかに染まり、山全体が赤や黄に彩られます。
七曲坂から大橋を渡り、柿の葉寿司や吉野葛の名店が立ち並ぶ参道を上がって金峯山寺を目指します。

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金峯山寺蔵王堂

秘仏金剛蔵王大権現三尊が、11月3日〜11月30日まで特別公開されていました。
期間中、普段入ることの出来ない内陣には懺悔をする部屋「発露の間」が設けられており、蔵王権現の迫力を間近に感じながらお参りすることができました。
堂内拝観後は本地堂へ。お堂には権現さまになる前のお姿の釈迦如来、千手観世音菩薩、弥勒菩薩の三尊と役行者がおられました。

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東南院多宝塔

蔵王堂から商店街を歩いていると右手に大峰山の持護院である東南院が見えて来ます。境内の北側には小ぶりですが姿の良い多宝塔があります。亀田さんが保存継承グループで多宝塔内陣の調査に来られたそうで、今回特別に県文化財に指定されている大日如来坐像を拝観させていただきました。

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昼食の「ひょうたろう」と「醍予」の柿の葉寿司。柿の葉の良い香りと、脂の乗ったサバの甘みがとても美味しくて、吉野でしか味わえない名店の味を堪能しました。
お昼休憩のあとは、吉野山から喜佐谷を抜けて宮滝に降りるコースを歩きます。
このコースは吉野の美しい林の中を歩く道として「森林セラピーロード」の認定を受けています。よく整備された自然道で、散策路の途中に稚児松地蔵という小さな祠もありました。この地点からひたすら長い下り道となります。

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道は二股に分かれ、ここから本格的な万葉の道・森林セラピーロードの始まりです。約4キロの喜佐谷への道は、象の小川の源流に沿いながら森林の中を下ります。澄んだ空気と心地よいせせらぎに癒されます。

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高滝

遊歩道が整備され、滝壺のすぐ近くまで行けます。高滝は落ち口から滝壺まで一気に落下する滝ではなく、岩肌の上を水が滑るように落ちる渓流のような滝でした。

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象の小川

喜佐谷の杉木立のなかを流れる渓流で、青根ヶ峰や水分神社の山あいに水源をもつ流れがこの川となって吉野川に注ぎます。
小川に沿って下ってきた山道も終わり、舗装された車道に出ます。静かな喜佐谷の集落を1キロほど歩くと象の小川のほとりにひっそりと鎮まる桜木神社が見えて来ます。
ご祭神は医薬の神大己貴命、少彦名命、さらに天武天皇をお祀りしています。大海人皇子が吉野に身を隠していたとき大友皇子に攻められ、その際大きな桜の木に身をひそめて難を逃れたことから、天皇在位中は特に篤くこの地を敬い、崩御ののちに桜木神社が創建されたと伝えられています。

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桜木神社にて

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吉野川にかかる鉄橋(柴橋)を望む

桜木神社から1キロほど歩くと、視界が開け吉野川沿いの道に出ます。「夢のわだ」は象の小川の水が吉野川の流れ落ちる場所で、多くの万葉人が歌を残しています。吉野川にかかる柴橋を渡って対岸へ。宮滝河川交流センターの建物の脇にある旧東熊野街道から川辺へ下ると両岸に岩が迫り、ところどころに大小の穴(甌穴・ポットホール)がありました。吉野川の激しい水流に何万年もの間さらされた岩が自然に削られできたものだそうです。

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甌穴・ポットホール

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筏道に「南無阿弥陀」と刻まれた名号岩

また、複雑に入り組んだ流れをうみだす宮滝の地形は、筏に乗せた吉野杉を運ぶ際の難所としても有名で、この淵でたくさんの人々が命を落としたといいます。

予定していた吉野歴史資料館は時間の都合により割愛となりましたが、バスの待ち時間を利用して宮滝醤油で有名な「梅谷醸造元」に立ち寄りました。こちらのポン酢醤油は美味しいと評判で、おみやげに購入しました。紅葉は終盤を迎えていましたが、天候にも恵まれ充実したウォーキング日和でした。ご案内くださった大嶋さん、亀田さん、ありがとうございました。


文・写真 道ア美幸(女性グループ)

posted by 奈良まほろばソムリエ at 19:32| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする