2022年12月10日

女性サークル(ソムリエンヌ)「聖林寺と等彌神社を訪ねて」

11月29日、ソムリエンヌの仲間7人で桜井市の聖林寺と等彌神社を訪ねました。

聖林寺の倉本ご住職の妹さんの本田さんがソムリエの会に入会され、ソムリエンヌのお仲間になりました。そのご縁で今回、聖林寺のご案内をお願いしました。
小雨の降る日でしたが、御破裂山のふもとにある聖林寺は静かな佇まいでした。
まず、本堂のご本尊、子安延命地蔵菩薩をお参りしました。このお地蔵さんは一枚の花崗岩から堀出されています。作者は但馬の石工、佐助と伝えられます。これは「大和のおはなし 大きな石のお地蔵さま」という絵本になっており、本田さんが紹介して下さいました。
本堂では、ご本尊の他、阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)、毘沙門天像(鎌倉時代)、如来荒神像(室町時代)の像などを拝観できます。

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本堂で本田さんの説明を聞くメンバー。後ろは十六羅漢屏風。

ご本尊の右奥には、フェノロサが考案した十一面観音像の可動式の厨子があります。現在はこの厨子には西陣織で製作された十一面観音様をお祀りしてありました。

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西陣織の十一面観音像は光沢があります。

本堂の左手の階段を上がった所に、新しく造られた観音堂があります。二重の扉を開けて入ると、少し照明を落とした静かな空間が待っていました。
十一面観音像について本田さんの説明をお聞きしました。木心乾漆像で、天平時代の作です。760年代に東大寺の造仏所で造られ、願主は、天武天皇の孫の智努王との説が有力です。もとは大神神社の神宮寺、大御輪寺に祀られていたことは有名です。
漫画家の柴門ふみさんが「ぶつぞう入門」で観音寺の十一面観音像は黒木瞳さんに、聖林寺は天海祐希さんに似ていると書かれたそうです。そのご縁で昨年の東京国立博物館での「聖林寺 国宝十一面観音」展でのイヤホンガイドが天海祐希さんになったというお話も伺いました。
お像を囲むドイツ製のガラスは何もないかの様に透明で、手を伸ばしたら届きそうな錯覚に捕らわれました。
メンバーの着眼はさすがソムリエンヌ。観音様のおへそに注目する人、足の指の美しさに感動する人。皆さん自分なりの楽しみ方をお持ちです。
たっぷりと時間をかけて十一面観音像を堪能しました。

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観音堂に上がる階段で。

次に客殿で曼茶羅の特別展を見学しました。聖林寺に所蔵されている曼茶羅13点が展示されていました。本田さんから各曼茶羅の説明をお聞きし、當麻曼陀羅に描かれている九品往生については、平越さんより9種類の阿弥陀さまの印相を教えていただきました。

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カフェからの眺めに見とれるメンバー。

本堂を出て、カフェに向かいました。この頃になると、雨も上がり薄日が差してきました。山襞から雲が上がり、正面には雨上がりの三輪山を望むことが出来ました。
楽しいおしゃべりと柿の葉寿司のランチで、心もお腹も満足でした。

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山門を出てすぐの左手に「大界外相(たいかいげそう)」と彫られた石がありました。平越さんから、これは江戸時代の慈雲尊者(仏教を正しく理解するためには、梵語学が必要であると研究した僧侶)の揮毫で、聖林寺の学問寺としての歴史がよくわかると説明がありました。

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大界外相と彫られた結界石

次に、等彌神社に場所を移しました。
宮司さんから、等彌神社のご由緒をお聞きしました。御祭神は、上社が天照大神、下社は八幡大神、春日大神です。等彌神社が鎮座する鳥見山は、神武天皇が霊畤(まつりにわ)を設けられたと伝わります。霊畤は、国で採れた新穀や産物を供え、神々を祭られた大嘗祭の初の舞台です。等彌神社がこのような歴史ある古社であることから一の鳥居は平成27年に伊勢神宮から拝受されたそうです。

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宮司さんからのご説明

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境内には作家、佐藤春夫、詩人、堀口大学の歌碑が並び文学の森を形成しています。

両側に石灯籠が並ぶ荘厳な空気の参道を歩き、拝殿に向かいました。11月20日から26日までは境内の紅葉がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気に包まれたそうです。このライトアップと献灯祭は毎年同じ日程で開催されるそうです。来年は是非足を運びたいと思いました。
拝殿の横から、霊畤があったとされる鳥見山へ登る道があります。整備されているので、女性の登山者もみられるそうです。

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拝殿の前でお話をお聞きしました。

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元文元年(1736)、下社の下津尾社の境内の磐余の松の枯れ株の下から掘り出された土偶のレプリカ。

今回は、正式参拝の機会を頂き、全員拝殿でお祓いをして頂きました。雅楽が流れる中、海部さんが代表で玉串奉奠を行いました。このような貴重な経験が出来て有難く思いました。

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拝殿で宮司さんとご一緒に

今回も、楽しく交流を深めながら、メンバーの皆さんの博識に刺激を受けた中身の濃いツアーでした。


ソムリエンヌサークル  文章・写真 森屋美穂子
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2022年10月22日

女性サークル(ソムリエンヌ)「源信の里を散策する」

2022年9月27日(火)

久しぶりのソムリエンヌのウォークイベントです。香芝に精通しておられる平越さんを先頭に、今年の新入会員4名を含む14名で、香芝市南部を散策しました。
この辺りは、平安時代に「往生要集」を撰述して、その後の法然や親鸞にも多大な影響を与え、浄土教の祖と称されている恵心僧都源信の生誕地とされ、この日、3ヶ所の源信生誕地の碑に出会いました。

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<宝樹寺にて>

まずは、五位堂駅から南へ徒歩約10分の所にある宝樹寺で、中村住職のお話を聞かせて頂きました。
今はお寺だとは気付かずに通り過ぎてしまいそうなコンクリート造りの外観ですが、実は「五位堂」の地名の由来にもなった大変な歴史のあるお寺だということが分かりました。
奈良時代に鑑真和上を招聘した普照国師の創建とされ、聖武天皇の請願により開山されたとのこと。また、古墳時代の有力豪族の大伴金村の末裔が、五位の官位を奪われて死去した際、その妻が邸宅をお堂に改修して、「五位殿」の号がつけられたそうです。
堂内には、香芝市指定文化財第1号となった、平安時代後期・定朝様の阿弥陀三尊像や、県内に2体しかないという見返り地蔵菩薩立像などが安置されています。

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<十二社神社にて>

五位堂は江戸時代を中心に鋳物産業が栄え、奈良県内をはじめ日本全国の多くの寺院の梵鐘や灯篭を製作した記録が残っています。宝樹寺のすぐ隣にある十二社神社の鳥居も、天保10年の銘のある鋳鉄鳥居で、鋳鉄灯篭も4基保存されています。多くの鋳鉄作品が戦時中に供出されてしまったので、この神社に残る遺品は貴重な地域の資料となるそうです。
また、この後訪れる阿日寺にも、五位堂鋳物師(いもじ)藤原貞次の手による梵鐘が残されています。

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<二上山をバックに>

十二社神社からは、西の二上山に向かって細い道を1列になって歩いて行きました。

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<恵心僧都源信誕生地の碑>

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<阿弥陀橋にて>

葛下川から南に延びる初田川(源信の伝説の中では津川)にかかる橋のたもとに、そこから500mほど北にある狐井城山古墳から出土した、竜山石製の長持型石棺蓋石2基と石室天井石片1基が並べられ、阿弥陀様として祀られています。かつては、この古墳石室の石が、実際の橋として使われていたそうです。

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<杵築神社(良福寺)にて>

狐井城山古墳を挟んで南と北に、杵築神社があります。こちらは南側の杵築神社で、古墳の石室の石を利用したと思われる記念碑が立っています。
ここで、山崎さんによる、狛犬についての楽しい特別講義がありました。古い時代の狛犬と新しい時代の物との見分け方や、初期はスフィンクスのような形だったことなど、大きな身振り手振りで分かりやすく教えていただきました。

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<阿日寺にて>

恵心僧都源信の誕生寺として、またぽっくり寺として、香芝市ではいちばん知られているお寺が、阿日寺です。こちらでも、ご住職さんから、恵心僧都源信にまつわるお話や堂内に安置されている仏像の説明を聞かせて頂きました。
ご本尊は、源信が、安楽往生された母の身代わり仏として自ら刻んだと伝わる阿弥陀如来立像で、その隣には、重要文化財に指定されている、平安時代中期作の凛々しいお姿の大日如来坐像(元常盤寺)がおられます。
ちなみに、「阿日寺」という寺名は、阿弥陀如来の「阿」と大日如来の「日」を取ってつけられたそうです。
欄間に施された、二十五菩薩+地蔵菩薩の華麗な浮き彫りの彫刻(江戸時代)にも目を引き付けられます。
毎年7月10日の恵心忌には法要が行われ、この日のみ、寺宝の「地獄絵図」を見ることが出来るそうです。

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<高台の墓地に建つ源信のご両親の墓>

阿日寺を後にして、香芝市で最大規模の前方後円墳である狐井城山古墳(全長約140m)を眺めながら15分ほど歩くと、もう一つの杵築神社(狐井)に到着です。ここでも、まず狛犬に目が行くこととなり、何やら歯を食いしばって前足をピンと突っ張っている姿に笑みがこぼれます。
この神社には、狐の親子がどんな日照りでも枯れることのない井戸を掘りあてたという「狐の井戸」があり、これが「狐井」という地名の由来になったそうです。

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<福応寺にて>

すぐ先に福応寺という、これまた源信ゆかりのお寺があります。こちらには、源信が自ら筆を執られたと伝説のある、板に描かれた来迎図(板仏)がご本尊として祀られているそうです。2001年に保存修復が行なわれ、毎年7月9日の板仏大法要の日だけ開扉されるとのことです。

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<古民家レストラン ココチキッチンにて>

たっぷり歩いてお腹が空いたところで、本日のメインイベントのランチ会です。五位堂駅まで徒歩約10分の「ココチキッチン」という古民家イタリアンレストランでのちょっと豪華なランチに舌鼓を打ちながら、半数以上が初対面となるメンバーと、「ご当地あるある」などのおしゃべりで、楽しい時を過ごしました。

当会の女性会員は、全体の4分の1とのこと。このようなウォークやイベントを介して、もっともっと親睦を重ねられることを願っています。

女性サークル(ソムリエンヌ)  文・写真  大谷 巳弥子

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2022年09月25日

女性グループ(ソムリエンヌ)「草木染めの教室」

2022年9月10日(土)
3年目になる草木染めの教室を開催しました。7月末の開催日が延期になり、今回は5名の方が参加。場所は、宮奥ダムの畔の松浦の自宅。本年度入会された塩野さんも参加され、皆様と仲良く染められました。
毎年、教えていただいている天野様のご指導のもと、染めたい色にそれぞれが挑戦されました。
お昼には、畑のブルーベリーを摘んだりして、楽しい草木染め教室になりました。

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(準備完了)

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(丁寧な説明を受ける)

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各自が選んだストールを染めの前に水に浸す作業をしています。
草木染めは、天然の植物を使って染める染め方です。今回の種類は、藍(タデアイ)、キハダ、コチニール、インド茜、黒米のぬかです。お湯にそれぞれの種類の絞った液をいれ、温め、そこに生地を浸します。一色の方、二色の方、ぼかしを入れる方 個性豊かに染めをされていました。

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藍の生葉をミキサーで細かくし、液をしぼり、それに浸します。何度も浸して、好みの色に仕上げます。藍の生葉は、夏だけの染めになります。

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(ソムリエンヌデビュウの塩野さん)

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出来上がったストールを乾かしています。
同じ染料で染めても一人一人、微妙に違った色に染め上がります。
それが、草木染めの特徴だと思います。
「風に揺れる思い思いの布は、目にも鮮やかで本当にお腹も心も満たされました。」と後で感想をいただきました。

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(天野さんがお持ちいただいた食用ホオズキ)

みんなで美味しくいただきました。口の中でプチッとつぶれて、さわやかな甘さでした。

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(畑で採れた野菜中心のランチ)

西岡さんの作ってくれるランチは、いつも美味しく、シャキシャキのサラダとだしのきいたそうめんのお汁もとっても美味でした。

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(出来上がったストールを巻いて記念撮影)

村の人口よりも鹿の生息数の方がはるかに多い我が村です。時々、ハクビシンやアライグマも出没します。しかし、野菜やブルーベリーも無農薬で楽しめて最高です。こんな自然あふれる場所で、毎年草木染めを楽しめることに感謝しています。
「また、来年も草木染めを楽しんでいただけたらうれしいです。」

女性グループ(ソムリエンヌ)  文章・写真   松浦 文子

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2022年01月29日

女性グループ(ソムリエンヌ) 「はつらつシニア会で奈良まほろばかるた大会」

令和4年1月13日(木)13時30〜、啓発グループとソムリンヌの共同企画「奈良まほろばかるた大会」を開催しました。今回は奈良市京西公民館のはつらつシニアの方々17名を対象にした大会でした。

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京西公民館

最初に館長さんから奈良まほろばソムリエの会のことや、私たちグループのご紹介をうけました。その後、はつらつシニア会恒例の歌とラジオ体操を一緒にしました。

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スタッフ

競技を始める前に、上羽さんから奈良まほろばかるたがどういう経緯でできたのか、また、かるた絵の作者中島ゆたかさんの紹介等をしていただきました。

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上羽さんのかるたの説明

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友松さんからかるた競技のルール説明をしました。今回は2回競技を行って合計枚数の多い人が優勝となります。1位から3位までオリジナルの賞状があるので、がんばりましょう!4つのグループにスタッフが審判に入り、友松さんの読みでいよいよ開始です。

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友松さんの競技の説明

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大山さんの審判

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道アさんの審判

コロナ感染予防のため、窓も開放しての会場でしたが、皆さんの思いやりの心で温かい大会になりました。

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友松さんのかるたの読み

ニコニコと笑顔いっぱい楽しまれ、譲り合いの精神にあふれた様子をみせていただき、シニアの方々の素晴らしさを感じました。

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池田さんの審判

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平越さんの審判

休憩をはさみながら2回の競技を終えて、いよいよ結果発表です。

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松浦より結果発表

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表彰されたはつらつシニア会の皆様

1位紫、2位黄、3位赤(枚数が同じ方お二人)の方々に賞状をお渡しいたしました。

参加者の方々から、「素晴らしいかるたですね。」と、かるたもお買い求めいただきました。「住んでいる近くにこんな歴史があるのですね。」「またゆっくり、裏の説明も読んでみるわ。」と感想をいただきました。

久しぶりのかるた大会をさせていただき、私たちスタッフも元気をいただきました。シニアの方々の大会は、初めてでしたがたいへん喜んでいただき、今後もまた、ご一緒に活動ができたらうれしいです。

一日も早くコロナが収束して思い切り声を出して笑える大会ができたらいいですね。

女性グループ(ソムリエンヌ) 文章:松浦文子 写真:道ア美幸&松浦文子


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2021年11月03日

女性グループ(ソムリエンヌ)「糞虫観察会と糞虫館見学」

2021年10月30日(土)

さわやかな秋晴れの一日、糞虫観察会をおこないました。観察場所は飛火野の辺り。講師としてならまち糞虫館の中村圭一館長をお迎えしました。参加者は10名です。

まず春日大社参道前のバス停に集合、中村館長から奈良公園の糞虫の概要と観察方法のポイント説明を受けました。

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中村館長の説明

奈良公園で見られる主な糞虫は38種類,日本に生息する糞虫160種のうち、なんと1/4が奈良公園で見られ、奈良公園は「糞虫の聖地」と呼ばれます。
観察する時は、糞を直ぐにほじくりかえさず、そっと裏返したり、糞虫が食べている様子があるかなどをじっくり観察することから始めるようにご教授いただきました。
まずは館長のデモンストレーション、その周りを皆で囲みます。

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デモンストレーションを観察

糞を丁寧に割っていくと、いました。体調5〜8.5mmの小さな黒い糞虫、ナガスネエンマコガネです。この種は奈良公園ではよくみられるとのことですが、全国的にはめずらしい糞虫だそうです。

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奈良公園で良く見られるナガスネエンマコガネ

次に各自、思い思いに糞虫を探しました。参加者の目当ては「ルリセンチコガネ」、奈良公園や紀伊半島南部で見られる体長2cm弱の全国的にも珍しい瑠璃色に輝く糞虫:オオセンチコガネのルリ型です。

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思い思いに観察

日当たりの良い場所では見つからなかったので場所を変え、日陰の枯れ葉が積もった場所に移動。観察を続けます。

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枯れ葉の場所を観察

すると参加者の一人が美しく輝くルリ色を発見、残念ながら生きた個体ではなく羽だけでした。

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ルリセンチコガネの羽

羽だけ残った個体が数匹見つかったので、この辺りには生きた個体がいると確信し更に探すことしばらく、ついに見つかりました。

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ついに生きているルリセンチコガネを発見

その後、別の場所でもう一匹も発見。

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もう一匹のルリセンチコガネ

2匹を並べると同じルリセンチコガネながら微妙に色が違うのが分かります。

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2匹並べると微妙な色の違い

奈良公園は条例によって動植物を持ち帰ることが禁止されているので、最後は糞虫をリリースしました。

糞虫観察会の後、時間の都合がつく参加者はならまち糞虫館を訪ねました。
少し分かりにくい場所にあり、外観は古い家ですが、中に入ればスタイリッシュ。展示の仕方もおしゃれな空間です。

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まずは糞虫館を自由見学

その後、中村館長からモニター画像を使ってルリセンチコガネの生態などについて説明がありました。

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モニター画像を使っての説明:ルリセンチコガネが糞を運ぶ様子

ルリセンチコガネはフンコロガシのようには糞を転がしませんが、卵を産む場所まで自分の体重よりはるかに重い糞を引きずって運びます。

当日の朝は少し気温が低かったので糞虫の動きが鈍いかと心配しましたが、その後お天気にも恵まれ、2時間で2匹のルリセンチコガネに出会うことが出来ました。

参加者からは「楽しかった」、「これから、奈良公園では足元を気にしながら散策すると思います。あんな小さなコガネムシたちが奈良公園をキレイにしてくれてるなんて、感謝しなければ、と思いました。」などの声が寄せられ、大満足の一日でした。

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糞虫観察会―中村糞虫館館長と参加者

女性グループ(ソムリエンヌ) 文章:清水千津子 写真:松浦文子&清水千津子
posted by 奈良まほろばソムリエ at 09:34| Comment(2) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする