2022年01月29日

女性グループ(ソムリエンヌ) 「はつらつシニア会で奈良まほろばかるた大会」

令和4年1月13日(木)13時30〜、啓発グループとソムリンヌの共同企画「奈良まほろばかるた大会」を開催しました。今回は奈良市京西公民館のはつらつシニアの方々17名を対象にした大会でした。

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京西公民館

最初に館長さんから奈良まほろばソムリエの会のことや、私たちグループのご紹介をうけました。その後、はつらつシニア会恒例の歌とラジオ体操を一緒にしました。

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スタッフ

競技を始める前に、上羽さんから奈良まほろばかるたがどういう経緯でできたのか、また、かるた絵の作者中島ゆたかさんの紹介等をしていただきました。

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上羽さんのかるたの説明

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友松さんからかるた競技のルール説明をしました。今回は2回競技を行って合計枚数の多い人が優勝となります。1位から3位までオリジナルの賞状があるので、がんばりましょう!4つのグループにスタッフが審判に入り、友松さんの読みでいよいよ開始です。

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友松さんの競技の説明

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大山さんの審判

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道アさんの審判

コロナ感染予防のため、窓も開放しての会場でしたが、皆さんの思いやりの心で温かい大会になりました。

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友松さんのかるたの読み

ニコニコと笑顔いっぱい楽しまれ、譲り合いの精神にあふれた様子をみせていただき、シニアの方々の素晴らしさを感じました。

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池田さんの審判

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平越さんの審判

休憩をはさみながら2回の競技を終えて、いよいよ結果発表です。

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松浦より結果発表

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表彰されたはつらつシニア会の皆様

1位紫、2位黄、3位赤(枚数が同じ方お二人)の方々に賞状をお渡しいたしました。

参加者の方々から、「素晴らしいかるたですね。」と、かるたもお買い求めいただきました。「住んでいる近くにこんな歴史があるのですね。」「またゆっくり、裏の説明も読んでみるわ。」と感想をいただきました。

久しぶりのかるた大会をさせていただき、私たちスタッフも元気をいただきました。シニアの方々の大会は、初めてでしたがたいへん喜んでいただき、今後もまた、ご一緒に活動ができたらうれしいです。

一日も早くコロナが収束して思い切り声を出して笑える大会ができたらいいですね。

女性グループ(ソムリエンヌ) 文章:松浦文子 写真:道ア美幸&松浦文子


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2021年11月03日

女性グループ(ソムリエンヌ)「糞虫観察会と糞虫館見学」

2021年10月30日(土)

さわやかな秋晴れの一日、糞虫観察会をおこないました。観察場所は飛火野の辺り。講師としてならまち糞虫館の中村圭一館長をお迎えしました。参加者は10名です。

まず春日大社参道前のバス停に集合、中村館長から奈良公園の糞虫の概要と観察方法のポイント説明を受けました。

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中村館長の説明

奈良公園で見られる主な糞虫は38種類,日本に生息する糞虫160種のうち、なんと1/4が奈良公園で見られ、奈良公園は「糞虫の聖地」と呼ばれます。
観察する時は、糞を直ぐにほじくりかえさず、そっと裏返したり、糞虫が食べている様子があるかなどをじっくり観察することから始めるようにご教授いただきました。
まずは館長のデモンストレーション、その周りを皆で囲みます。

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デモンストレーションを観察

糞を丁寧に割っていくと、いました。体調5〜8.5mmの小さな黒い糞虫、ナガスネエンマコガネです。この種は奈良公園ではよくみられるとのことですが、全国的にはめずらしい糞虫だそうです。

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奈良公園で良く見られるナガスネエンマコガネ

次に各自、思い思いに糞虫を探しました。参加者の目当ては「ルリセンチコガネ」、奈良公園や紀伊半島南部で見られる体長2cm弱の全国的にも珍しい瑠璃色に輝く糞虫:オオセンチコガネのルリ型です。

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思い思いに観察

日当たりの良い場所では見つからなかったので場所を変え、日陰の枯れ葉が積もった場所に移動。観察を続けます。

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枯れ葉の場所を観察

すると参加者の一人が美しく輝くルリ色を発見、残念ながら生きた個体ではなく羽だけでした。

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ルリセンチコガネの羽

羽だけ残った個体が数匹見つかったので、この辺りには生きた個体がいると確信し更に探すことしばらく、ついに見つかりました。

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ついに生きているルリセンチコガネを発見

その後、別の場所でもう一匹も発見。

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もう一匹のルリセンチコガネ

2匹を並べると同じルリセンチコガネながら微妙に色が違うのが分かります。

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2匹並べると微妙な色の違い

奈良公園は条例によって動植物を持ち帰ることが禁止されているので、最後は糞虫をリリースしました。

糞虫観察会の後、時間の都合がつく参加者はならまち糞虫館を訪ねました。
少し分かりにくい場所にあり、外観は古い家ですが、中に入ればスタイリッシュ。展示の仕方もおしゃれな空間です。

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まずは糞虫館を自由見学

その後、中村館長からモニター画像を使ってルリセンチコガネの生態などについて説明がありました。

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モニター画像を使っての説明:ルリセンチコガネが糞を運ぶ様子

ルリセンチコガネはフンコロガシのようには糞を転がしませんが、卵を産む場所まで自分の体重よりはるかに重い糞を引きずって運びます。

当日の朝は少し気温が低かったので糞虫の動きが鈍いかと心配しましたが、その後お天気にも恵まれ、2時間で2匹のルリセンチコガネに出会うことが出来ました。

参加者からは「楽しかった」、「これから、奈良公園では足元を気にしながら散策すると思います。あんな小さなコガネムシたちが奈良公園をキレイにしてくれてるなんて、感謝しなければ、と思いました。」などの声が寄せられ、大満足の一日でした。

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糞虫観察会―中村糞虫館館長と参加者

女性グループ(ソムリエンヌ) 文章:清水千津子 写真:松浦文子&清水千津子
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2021年08月25日

女性グループ(ソムリエンヌ)「コンニャク作りと草木染めの体験」

2021年8月1日(日)

昨年に引き続き、コロナ対策をしっかりとって、コンニャク作りと草木染めの体験をおこないました。会場は、宮奥ダムの畔、山間に立つ松浦の自宅。参加者は、9名。近鉄桜井駅南口に集合して、車に分乗して来られました。

宇陀市役所から講師の山本様、いつもご協力いただいている天野様の指導の下スカーフやハンカチを染めました。また、こんにゃく芋からコンニャクがどのように作られるのかを西岡様に教えていただき、できあがったのを田楽みそでいただきました。お昼を挟んで、4時間程楽しい時間を過ごしました。

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会場の庭

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昨年の作品

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草木染めの準備

草木染めは、天然の植物を使って染める染め方です。種類は、藍、ヤマモモ、キハダ、キバナコスモスとマリーゴールドのミックス、西洋あかね、黒ぬかです。

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座敷で草木染めの説明を聞いています。

いよいよ庭に出て、実習。

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コンニャク作り

コンニャクは、芋を洗い、ゆがく。それをカットして、ミキサーですりつぶします。バットに流し入れ、2時間ほど置く。そこに、石灰水を入れ、よくかき混ぜ、粘りがでてくるまで混ぜる。時間をかけすぎるとボソボソになるので気をつける。型にいれて、1時間程おく。固まったら適当な大きさにきり、鍋で1時間ほど茹でる。最後にあく抜きのため、湯をかえて、再度茹でる。

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コンニャクを混ぜるのを熱心に見学。

コンニャクは、型に入れるまでを行い、その後草木染めにかかりました。

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スカーフやハンカチを水につける。

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藍の葉をとる。

葉をミキサーで細かくし、網の袋に入れて絞り、お湯の中へ袋をつける。そこに生地をいれる。何度もつけていると色の濃い藍色になってくる。好きな材料で思い思いの色を楽しんでおられました。

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干して作品を乾かす。

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一人一人が好きな色に染め上げました。

青に黄色、ピンク、紫、緑など同じ材料でも微妙に色合いが違います。毎回新しい発見があります。
風になびくスカーフやハンカチは、とっても美しく仕上がりました。

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できあがった作品を巻いて、記念写真を撮りました。

明治時代に化学染料が日本に入ってくるまでは、すべてが草木染めでした。平安時代の十二単衣も草木染めから生み出されたものです。植物の中にこんなに素晴らしい色が眠っているんですね。「また、来年も草木染めを楽しむことができたらいいね。」と講習会を閉じました。

女性グループ(ソムリエンヌ) 文章・写真  松浦 文子

posted by 奈良まほろばソムリエ at 17:53| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月05日

女性グループ(ソムリエンヌ)「室生の里で秋を感じましょう〜どこかで龍に出会えるかも」

2020年11月11日(水)
令和二年度の定例会を室生で行いました。参加者は、八名。

本年度「女人高野 室生寺」は、日本遺産に認定されました。
「女性とともに今に息づく女人高野〜時を超え、時にあわせて見守り続ける癒しの聖地〜」高野山は、近代まで「女人結界」が定められ、境内での女性たちの参拝は叶わなかった。そんな時代にあっても女性たちの、身内の冥福を祈る声、明日の安らぎを願う声を聴いていた、「女人高野」と呼ばれるお寺があった。優美な曲線を描くお堂の屋根、静かに願いを聴いている柔和なお顔の仏像、四季の移ろいを移す周囲の樹々、これらが調和した空間を「名所図会」は見事に実写し、表現した。そこに描かれた「女人高野」は時を超え、時に合わせ女性とともに今に息づき、訪れる女性達を癒し続ける。日本遺産とは、地域の歴史的魅力を通じてわが国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。(宇陀市のホームページより)

今回は、安産寺や室生寺で拝観や紅葉を楽しみ、昼食は、「メリメロ」でガレットを堪能。
吉祥龍穴で龍に会えるかもしれないと期待。神秘的な龍王ケ渕に感動するツアーでした。

<コース>
三本松駅出口→安産寺→室生寺→昼食(メリメロ)→吉祥龍穴→龍王ケ渕→榛原駅解散

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1 近鉄三本松駅にAM9時40分集合。
コースとコロナ対策の準備などの説明をし、2台の車に分乗して、安産寺に向かいました。

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安産寺の前で村の人たちと

2 安産寺  「子安地蔵」と呼ばれている地蔵菩薩立像
到着すると4人の村の方々が堂を開けて、待っていてくださいました。始めに地域の放送局が作成した安産寺の番組を視聴しました。歴史や村の人々がいかに大切にお守りされているかがわかりました。

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そして、いよいよお地蔵様がお祀りされているお堂へ。そこで、お地蔵様のことを詳しく、説明していただきました。間近に見せて頂くお地蔵様は、高さ177,5cm、弧線状に流れる美しい衣紋、室生寺様式(漣波式衣紋)が見事でとても美しいです。照明があるときのお顔と消したときのお顔の表情が全く違い、びっくりしました。いつも仏様の眼は、お参りされる方を見守っておられると感じました。あたたかいおもてなしを受け、安産寺を後にしました。

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3 室生寺
文化財の保護と分散を目的とした寶物殿が2020年9月5日に開館されました。中央に十一面観世音菩薩(国宝)・向かって右側に釈迦如来座像(国宝)・左側に地蔵菩薩立像(重文)が収蔵されていました。その前に十二神将立像の卯神、辰神、巳神、未神、酉神。
外気の寒暖差と湿度変化に、千年以上も耐えてこられました。

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寶物殿を拝観後、室生寺の境内を弥勒堂・金堂・灌頂堂(コロナが早く収まるように祈りました)・五重塔とまわり、桂昌院様や織田信雄様のお墓をお参りして、鎧坂を下りました。お庭の紅葉も堪能し、室生川のせせらぎの音やフレッシュな空気を一杯吸って、室生の里の自然を満喫しました。
 
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4 昼食(メリメロ)
お寺から車で7分程の所にメリメロさんがあります。昨年の3月に古民家を借りて、フランス人のシャボールさんと育さんご夫婦がガレット(そば粉)のお店を始められました。
一時頃に到着。普段は、営業日ではない日でしたが、特別に開けていただきました。
ガレットはとっても美味しく、地元のお野菜も、シャキシャキで、チーズやお肉もガレットとよくマッチしていました。皆さん、大満足。デザートにチョコクレープもいただきました。

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5 妙吉祥龍穴(きっしょうりゅうけつ)
メリメロさんから車で10分、吉祥龍穴に到着。道から竜穴まで百段ほどの階段を降りると、遙拝所があり龍穴に向かって祈願します。吉祥龍穴は、龍穴神社のご神体で、古代から神聖な「磐境(いわさか)」とされ、昔から雨乞いの神事が行われてきたパワースポットです。そこに、龍が棲んでいるような穴があり、川の流れも清浄感がいっぱいです。身も心も洗われた気持ちになりました。室生では、「九穴八海」という伝説が伝えられ、九穴とは、三つの龍穴と六つの岩屋をいい、八海とは、五つの渕と三つの池をさしています。


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6 龍王ケ渕
額井岳の近くの標高530mの山中にある自然池です。この日は、風もなく湖面に周囲の木々が映り込み、たいへん美しい景色で神秘的でした。池の周囲に遊歩道があり、一周回って、いろいろな角度からの渕を楽しみました。

「女人高野」は時を超え、時に合わせ女性とともに息づく 女性グループが祈念すべき年にこの地を訪れたことは、何か縁を感じます。安産寺での地区の人々の丁寧なおもてなしには、感銘しました。仏様や美しい景観が今後もずうっと守られるように私たちにも出来ることを考えていきたいと思います。

女性グループ(ソムリエンヌ)    文・写真 松浦 文子

posted by 奈良まほろばソムリエ at 19:47| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月08日

女性グループ(ソムリエンヌ)大和三山PARTU  ―大和三山の中で一番高い畝傍山に登ろう!!−

2月23日(日)、女性グループ12名で「大和三山の中で一番高い畝傍山に登ろう!!」に出かけました。前回(2019年9月28日)の大和三山PARTT(香久山)に続いてのハイキングでした。
前回の香久山は山というより小高い丘の印象がありましたが、今回は、三山中一番標高が高い199.2メートルの山で三等三角点が置かれています。瀬戸内火山帯に属する死火山で、噴火時は今よりも2倍以上大きかったそうです。それが長い年月をかけ浸食され、現在の形になりました。山麓は片麻岩、頂上付近は黒雲母安山岩からなる山です。また、藤原京が造営される時には大和三山の位置が重要な立地条件になったと考えられていて、歴史的風土特別保存地区にも指定されていました。そして平成17年には国の名勝にも指定された場所でもあります。
今回は気軽に登山できる人気のハイキングコースを歩き、下山後は『伝統食カフェ〜楽膳〜』にて体のことを考えた優しいお料理を堪能。しかも周辺の史跡巡りもした約3キロのウォーキングでした。

《コース》
橿原神宮前西出口→久米御縣神社→久米寺→橿原神宮→畝傍山(山頂)→眼福地藏 →神武天皇陵→昼食(楽膳)→生國魂神社→おおくぼまちづくり館 →国源寺・大窪寺跡→大久保神社→畝傍御陵前駅

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名石工・丹波佐吉の狛犬がある久米御縣神社

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橿原神宮

この日は天長祭・厳粛な儀式が執り行われていました。
一番古い天皇を祀る一番新しい神社です。
明治23年に創建されました。

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いよいよ畝傍山登山です。

寺田さんから登山コースの説明と注意点を聞きました。

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この日参加したソムリエンヌメンバー

大和三山で一番高いとは言え、登山道も整備されていて気軽に登れ、しかも頂上からの眺望もよいので、この日もたくさんの方と出会いました。現在、西麓にある畝傍山口神社がかつて山頂にあったという石碑を背にして写真撮影。(登山されてきたご夫婦に撮って頂きました。)
大阪の住吉大社の新嘗祭における埴使いの神事にも、この山の土が使われる事を思い出しながら下山しました。

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傘をかけられ大切に祀られている眼福地蔵(がんぷくじぞう)

ここは、畝傍山口神社からの登山道と橿原神宮からの登山道の合流する辺りを南に少し下った登山道にあります。古いお地蔵さまがこちらを見て微かにほほ笑んでいらっしゃるようでした。

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神武天皇陵(畝傍山東北陵・山本ミサンザイ古墳)

文久の修陵の頃は初代神武天皇の陵の候補が3つあり、山稜奉行相談役の谷森善臣の意見や奈良奉行の川路聖謨の『神武御陵考』などにより、現在地が選ばれて築造されました。文久3年(1863年)の修陵予算の五分の一である約1万5千両(現在の価値に換算して約3億円)をかけた修陵だったようです。そして、明治から昭和にかけてさらに拡張し現在の姿になりました。
また、神武天皇陵や橿原神宮、それにつづく橿原公苑の厳粛な雰囲気を醸し出す広大な森林は、神武天皇即位2600年にあたる昭和15年(1940年)までに、全国から延べ121万4千人の人達がただの田んぼだったこの土地に、7万6千本以上の木を勤労奉仕という名のもとに植樹されたものです。
現在、橿原の森は野鳥が飛び交い野鳥観察や森林浴に最適な場所です。しかし、そのような歴史にも目をむけたいと思いました。

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楽膳での昼食 

1100円で、コーヒー付き。ご飯とお味噌汁のお替りは自由。会話も弾み楽しいひとときを過ごせました。

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現在の生國魂神社

畝傍山の東北麓に洞村なる集落があり、神武陵を見下ろす場所であったこともあり、強制移住させられました。氏神様である『生國魂神社』も墓も一つ残さず移転したそうです。元の神社は神武天皇陵参道から山林に踏み入った所にあり、神社跡を示す『宮の柱』(石柱)と井戸跡があると、寺田さんの説明がありました。残念ながら「立ち入り禁止」になっていたため見学はできませんでした。

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おおくぼまちづくり館

洞村から1920年に移転された旧丸谷住宅が資料館として活用されています。大久保地区のまちづくりの歩みの学習や、人権学習などをするための施設です。移転前の洞村の模型が当時の写真と共に展示されていました。館内の説明を聞いたり、洞村の歴史ビデオを視聴したりしました。

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大窪寺にあった塔の心礎(現在は公民館の庭にある。)

『日本書記』にある大窪寺は七堂伽藍の立派なお寺だったそうですが、伽藍配置は不明。金堂は現在の国源寺付近に推定されています。
現在、国源寺は浄土宗の寺で、本尊は阿弥陀如来。もとは畝傍山麓の神武天皇陵兆域の一部にあったのを、明治初年に現在地に移されたようです。
明和9年(1772年)の墨書きがある涅槃図(2m×2.5m)や国源寺縁起(巻物)が保存されています。

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国源寺と観音堂

観音堂には本尊・一面三目八臂の不空羂索観音立像と、鎌倉後期に作られた国内最古の聖徳太子立像(南無仏太子像)、弘法大師像が安置されています。聖徳太子立像と、不空羂索観音立像は今秋、東京の三井記念美術館と京都龍谷ミュージアムに出展される予定です。その折には是非、足を運びたいと思いました。

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『国源寺縁起』を熱く語られる岩井自治会長

岩井さんがこの仕事に就いたときに、『国源寺縁起』を読み下し文にし、観音堂の由来やそれぞれの仏像のいわれなどを紐解き、三年かけて冊子(全32ページ)を作り、町内の各家庭に配布されたそうです。
我々が訪問した日は、実際に『国源寺縁起』の巻物を開いて、大事な部分を分かりやすく説明していただきました。『国源寺縁起』の抜粋した資料も頂きました。

最後に大久保神社に行った後、畝傍御陵前駅で本日の行程は終了となりました。盛り沢山の内容でしたが、ゆったりと良い時間を皆さんと過ごせた楽しい一日でした。
大和三山を巡るウォーキングも、残りPARTV(耳成山)となりました。今秋に計画されるそうです。次回も新しい発見が期待できそうで楽しみです。

文・写真 女性グループ(ソムリエンヌ)池田喜代


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