2019年10月07日

女性グループ(ソムリエンヌ)大和三山PART1

― 天の香久山ミステリーツアーへ ようこそ!! ― 
                
9月28日(土)女性グループ10名で「香久山ミステリーウォーク」に出かけました。
香久山は大和三山の一つで、標高152メートルの山です。独立峰の畝傍山、耳成山に比べ、竜門山地にある多武峰から続く尾根の端に位置しているため、山というよりは小高い丘の印象があります。主に硬い斑レイ岩からなり、この山だけ火山性ではありません。
古代においては最も神聖視された山であり、万葉歌も多く残されています。しかし、その山麓には『古事記』にまつわる物語があったり、謎の巨石が点在したり、不思議な世界を感じさせてくれる山でもあります。
今回はそのミステリーを巡る約4.5キロのウォークでした。

コース
畝傍御陵前駅➡本薬師寺➡紀寺跡➡天岩戸神社➡国常立神社➡万葉の森(昼食)➡月の誕生石➡蛇つなぎ石➡天香山神社➡奈良文化財研究所藤原京跡資料室

20191007_01.JPG
《畝傍山を背景に満開のホテイアオイ》

20191007_02.JPG
《ミステリーツアーに参加したソムリエンヌメンバー》

20191007_03.JPG
《本薬師寺の東塔の心礎》
現在の薬師寺の東塔には心礎の穴はなく、西塔にあります。本薬師寺とは反対です。
期待していた南門跡は完全に埋め戻され、表示板もなく、想像するしかありませんでした。

20191007_04.JPG
《香久山》
山というより小高い丘の印象がある香久山も、紀寺跡から見ると、立派な山に見えます。

20191007_05.JPG
《みるく工房「飛鳥」で、西井牧場さんの採れたてミルクを使ったソフトクリームに舌鼓》

次に向かったのが天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)です。

20191007_06.JPG
《天岩戸神社》
香久山の南麓にある神社。御祭神は天照大神で、『記紀』の神話に登場する「天岩戸」だとされる巨岩が4個あります。そして、山の斜面に自生する真竹は古来「七本竹」といって、毎年7本枯れて、7本が新たに生えると言われています。(ミステリースポット@)

20191007_07.JPG
いよいよ香久山山頂の国常立神社へ向かうはずでしたが、蜂の巣があるための規制線が張られ登ることが出来ませんでした。国常立神社が、ミステリースポットAの場所でした。

神話の中で一番初めに出現した国常立神を祀る国常立神社と、境内社に雨乞いの神である高龗神を祀ります。この神殿の前に壺が埋められていて、古来、干ばつの時この神に雨乞いをして壺の水をかえたそうです。今、お参りしても壺の存在は不明ですが、なんともミステリーなお話です。

頂上に登るのを断念し、万葉の森を散策。ここは四季折々の木々や草花が楽しめる場所で、万葉集に詠まれた万葉植物が73種あるそうです。また、万葉集に登場する著名人の歌碑を寺田さんに紹介してもらいながら昼食場所に向かいました。

昼食後のミステリーは、古池の北の道を通り、山道に入って行くルートでした。ひっつきむしのヌスビトハギとイノコズチが手強かったです。

20191007_08.JPG
《香久山の北麓にある月の誕生石》

伝承によると、最初は人が抱えられるほどの丸い石だったが、どんどん大きくなり、やがてお月さまを産んだと言われる巨石になったのだとか。「月の誕生石」に残る白い斑点は、お月さまが生まれた時の足跡だそうです。古代より信仰の対象だったらしく、現在でも信仰されている方がいるらしく、しめ縄が廻らされていました。(ミステリースポットB)

20191007_09.JPG
《月の誕生石の東側にある蛇つなぎ石》

この石を訪れる人があまりいないのか、草が茂り蜘蛛の巣が張る山道をドキドキしながら歩いて行くと、ドカンと巨石が一つありました。
岩肌に幾筋もの白い蛇のような細長い筋が入っていて、雨乞い信仰の対象である竜神(大蛇)をつなぎ置いたとも言われる伝承が残ります。
(ミステリースポットC)

20191007_10.JPG
《山の北麓にある天香山神社》

櫛真智命神(くしまちのみことのかみ)を御祭神とします。この神様は知恵の神様だと言われていますが、占いの神様でもあると言われています。拝殿の奥に本殿があり、その奥には3つの巨石があります。(ミステリースポットD)

20191007_11.JPG
《境内にある波波迦の木》

古事記によれば、この木の皮で香久山の雄鹿の骨を焼いて吉凶を占ったらしいです。

最後に奈良文化財研究所 藤原京跡資料室に立ち寄り、本日の行程は終了となりました。

今回、「大和三山PART1」で香久山を訪れましたが、山のあちらこちらに巨石があり驚きました。
古来より大和三山の中でも香久山にだけ「天」の字がつくのは、この山が天から降ってきたという伝承があるためだそうですが、巨石を見ると、天から降ってきたという伝説にピッタリの場所のような気持ちになりました。


文・写真 女性グループ(ソムリエンヌ)池田喜代




posted by 奈良まほろばソムリエ at 21:33| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月15日

女性グループ(ソムリエンヌ)夏休み家族体験教室「超難解⁉ホンモノの土器接合とカラー拓本にチャレンジ!」

20190815_01.JPG

8月4日(日)歴史に憩う橿原市博物館と女性グループ(ソムリンヌ)・啓発グループの共催企画、夏休み家族体験教室2019「超難解⁉ホンモノの土器接合とカラー拓本にチャレンジ!」が開催されました。
今年は17名のご家族が参加されました。
3年目を迎える恒例の夏イベントは、本物に触れられる貴重なチャンスです。

20190815_02.JPG

ソムリンヌ扮する、橿原市観光PRキャラクターさららちゃんがお出迎えです。
鸕野讃良皇女(後の持統天皇)がモデルの活発でハツラツとした女の子をイメージしています。
学芸員の竹鼻氏より本日のイベントスケジュール説明のあと、立体駐車下に移動。
ここではテーブルに並べられた、新堂遺跡(5世紀前半)から出土した土器片を使って接合体験です。

20190815_03.JPG

遺跡から出て来る土器はバラバラになっているので、もとの形がどんな形だったか?頭でイメージしながら立体パズルのように復元していきます。

20190815_04.JPG

「ここがつながる?ここがくっつく?」皆で頭ををひねります。
土器に残された模様や色などの手がかりから、元の土器の形を目指します。

20190815_05.JPG

難しかった分、「出来た!!」と、完成したときの喜びはひとしお!

20190815_06.JPG

土器接合体験の後は、資料整理室で古代瓦のレプリカを使って、オリジナルのカラー拓本に挑戦します。瓦に関する簡単な基礎知識の解説のあとは、ソムリンヌが作成した瓦に関するクイズを子ども向けの紙芝居にしました。いくつ答えられるかな?
問題
@橿原市のマスコットキャラクターのモデルは?
A藤原宮の建物に使われた瓦の数は?
B重い瓦は遠いところからどうやって運んだのかな?
C軒丸瓦の模様は何の花をデザインにしたのかな?
D瓦の役割は??

20190815_07.JPG

クイズのあとはいよいよ瓦のカラー拓本に挑戦です。
配られた紙を瓦の上に乗せて水を吹きつけ、中央から端に向けて空気を丁寧に抜きます。
紙が破れないよう、力の入れ方に注意です。
ある程度紙が半乾きになったら、タンポを使って絵の具で好きな色で彩色していきます。
色紙に貼った拓本は、夏休みの思い出の作品となりました。

20190815_08.JPG

イベントのフィナーレは恒例の奈良まほろばかるた大会です。

20190815_09.JPG

5つのグループに分かれて競い合いました。皆で一つの札を追いかけるうちに、参加者同士の交流も深まり、終始和やかなムードで大会が進められました。
「奈良まほろばかるた」は、県内全域の寺社や史跡、自然や文化まで幅広いテーマで“奈良”が取りあげられています。かるた遊びをきっかけに、札の由来となった場所を見て歩くことで、奈良の良さ、面白さを知ってもらいたいと思いました。

20190815_10.JPG

各グループの優勝者に「奈良まほろばかるた」のオリジナルカードが進呈されました。

20190815_11.JPG

「土器にふれる事はとても貴重でよかった」「拓本もかるたも紙芝居も勉強になった」「かるた会がとてもたのしかった」「かるたを購入したい」などの声が寄せられました。



文・女性グループ(ソムリエンヌ)道ア美幸 写真・寺田麻美、友松洋之子

posted by 奈良まほろばソムリエ at 09:19| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月07日

女性グループ(ソムリエンヌ)自然の色を楽しむ・草木染めストール作り


20190808_01.JPG

7月17日(水)女性グループ会員松浦さんのお宅をお借りして草木染め体験をしました。
草木染めをするにあたり、宇陀市産業企画課地域おこし協力隊の山本理愛さんを始めとする講師の方々が指導に来て下さいました。
今回はストールを染めるということで、まずはストールの柄選びから始めました。
事前に何種類か生成りのシルクのストールをご準備して頂きました。
各自、お好みのものを選び、染色開始です。

20190808_02.JPG

今回講師の方にご用意頂いていた染料となる植物は、大和当帰、蓼藍、西洋あかね、など。植物の特性や魅力などのお話のあと、実際染めるとどのような色になるかをご説明頂き、各自染める色を決めました。

20190808_03.JPG

まずは大和当帰から。
葉の部分や茎の部分を包丁でザクザクと刻み、水の中に放りこんで、沸かします。
しばらく沸騰させて、染色液を煮出していきます。
漢方薬などに用いられる当帰ですから、刻んでいる最中も、煮出している最中も、セロリのような強めの匂いがしてきました。

20190808_04.JPG

十分に煮たら、濃い緑色の染色液ができ、葉や茎を鍋から取り出し染色開始です。
染色をする前に、あらかじめストールを水洗いして、その後、大和当帰から煮出した染色
液の中に投入します。色むらにならないように時々攪拌しながら、染めていきます。
なかなか根気のいる作業ですが、徐々に白いストールが染まっていくのを眺めているのは
楽しいものです。

20190808_05.JPG

次はタデ藍です。
藍は葉の部分を染色に使います。茎から葉を摘み取り、ミキサーかけてすりつぶし、ガーゼで漉したものをボールにあけ、そこにお湯を適量いれて染色液を作ります。
ちなみに残った茎は根が出るまで水につけ、根が出たら土に植えるとまた藍が育ちます。
藍は比較的染まりやすく、染色液につけてしばらく攪拌していると、淡いブルー色に染まりました。

20190808_06.JPG

続いて、ネムノキの染色です。
こちらは大和当帰と同じ要領で、葉を刻んで大きな鍋で煮て、染色液を作っていきます。
ネムノキは染色ができるほどの濃度の液を作るのに、長い時間煮出す事になりました。
今回この植物が染色液を作るのに一番長く時間を要しました。
その分、こちらの色を選択したソムリエンヌはこの色に愛着が強かったようです。

20190808_07.JPG

続きまして、西洋あかね。
こちらはあらかじめ西洋あかねの粉末を用意して下さっていたので、
お湯に溶かして染色液を作り、そこにストールを入れて、攪拌しながら染色をします。
ひとつの染色液に入れて単色に染色したり、ストールを半分ずつ別の染色液につけて2色にしたり、出来上がりを想像しながら、草木染めを楽しみました。
ある程度、ストールに色がつくと、染色液の中から取り出し、水洗いをし、ミョウバンを溶かした液の中に入れます。発色を促進する効果があります。
しばらくミョウバン液につけた後、よく水洗いをして、乾かします。

20190808_08.JPG

朝から没頭していた染色も、お昼をまわるとお腹がすくもので・・・
お楽しみのお食事タイム♪
松浦さんと松浦さんのお友達のお手製のお料理がテーブルいっぱいに並ぶ並ぶ!!
ワンプレートに盛り付けされた数種類のおかずには自家製のお野菜がふんだんに使われており、具だくさんのお素麺、黒豆やじゃこを混ぜたおにぎり、デザートには
夏らしい爽やかなハーブを使ったゼリー、どれもこれも絶品でお庭に何枚を干されたストールを眺めながらソムリエンヌで囲む食卓はとても賑やかで、やり遂げた充実感(笑)もあり、お腹も心も満たされました。

20190808_09.JPG

お腹を満たした後は、乾いたストールをかけてみんなで記念撮影。
染色したてホヤホヤのストールを首にまいて帰るソムリエンヌがいたりと、初の草木染め体験はとても楽しく、また自然の植物の持つ力を感じました。

文・女性グループ(ソムリエンヌ)中村優佳 写真・道ア美幸


posted by 奈良まほろばソムリエ at 22:35| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月22日

女性グループ(ソムリエンヌ)拓本講座

5月26日(日)奈良女性センターにて、拓本の基礎知識や技法、拓本に必要な用具作り講座を実施しました。拓本の起源は古く、中国の唐の時代より前から始まったと考えられるそうです。

拓本の技法には湿拓と乾拓とがありますが、今回の講座では湿拓を学習しました。
湿拓法で一般的に知られているのが魚拓ですが、被拓物(刻石など)に墨をぬって紙に写しとる方法では、被拓物を汚し、大切な文化財を汚損してしまうことになります。また、とった文字も左文字となるのでNGな方法です。

20190622_01.JPG
ソムリエの会、会員前田昌善氏による特別講座です。まずは湿拓に用いるタンポ(丸めた綿を薄手の絹で包んだもの)の大と小、一個ずつを作ります。
タンポは書画でいう筆と硯の役目をする道具です。

20190622_02.JPG
<てるてる坊主を作る要領です>
拓本には欠かせない必須アイテムのタンポ作りです。表面に凹凸やシワのできないよう注意が必要です。

20190622_03.JPG
<板に彫られた百人一首や短歌を採拓します>

20190622_04.JPG
<名作を拓本にした作品のお披露目>
講師の手直しもあって、ようやく完成です。
早春賦・幾山河(若山牧水)・百人一首より、天の原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に 出し月かも(阿倍仲麻呂)

20190622_05.JPG
6月2日(日)拓本講座の第2回目です。
三輪の檜原神社から西へ下った、井寺池(桜井市茅原)周辺で実施しました。
拓本をとる気象条件は、風のない曇天が望ましく、適度に湿度があり、風の無い穏やかな日が好適です。この日はまさに条件ピッタリの拓本日和でした。

20190622_06.JPG
先週のおさらいを兼ねて、拓本のとり方のお手本を見ながら手順を頭に入れます。
さすが手慣れたもので、サクサクと作業をされています。
注意事項を受けたあと、各グループに分かれて、三々五々採拓をスタート!

20190622_07.JPG
<大和は国のまほろば たたなづく青垣山ごもれる大和し美し 倭建命 (川端康成揮毫)>
お互い協力し合いながら、和気あいあいと作業を進めていました

20190622_08.JPG
<かぐ山は 畝火ををしと 耳成と 相あらそひき 神代より かくなるらし いにしへも  しかなれこそ うつせみも つまをあらそふらしき 天智天皇(東山魁夷揮毫)>
拓本にすることで見えにくかった文字が鮮明に浮き上がっています。

20190622_09.JPG
<三諸は 人の守る山 本辺はあしび花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし山ぞ 泣く児守る山 (久松潜一揮毫)>
こまかい部分が打ちこめなかったり、紙が破れてしまったり。簡単なようで、体力と根気の必要な作業です。

20190622_10.JPG
<いにしへに ありけむ人も わが如か  三輪の桧原に かざし折りけむ 柿本人麿(吉田富三揮毫)>

20190622_11.JPG
≪井寺池をバックに記念撮影≫
同じ碑を採っても、それぞれ個性が際立ちます。
拓本は天候に左右されたり、管理者の許可を得たり、限られた状況のなかで行う苦労の多い作業です。拓本をマスターするのは一朝一夕ならずと痛感しました。
いつか表装できるよう、腕を磨きたいと言う声もありました。


文・写真 女性グループ(ソムリエンヌ)道ア美幸
posted by 奈良まほろばソムリエ at 10:43| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

女性グループ(ソムリエンヌ)春休み家族体験教室「集まれ!ちびっこ探検隊IN東大寺・五劫院」

20190425_01.png
3月27日、春休み期間を利用しての家族体験教室「集まれ!ちびっこ探検隊in東大寺・五劫院」を開催しました。
まだ肌寒く、時折薄日が差す空模様の下、本日の参加者13名が東大寺ミュージアム前に集合しました。今回は奈良を代表する観光名所東大寺を案内しました。たいていの修学旅行や観光客は南大門と大仏殿の往復で次へと移動してしまう方が多いようですが、これはとても残念なことです。広大な境内には国宝に指定されている建造物を含め、古い歴史をもつお堂や見どころがたくさん有ります。東大寺の大きさを実感してもらいながら、教科書には載っていない東大寺の豆知識などを楽しく学びながら探検をしました。

20190425_02.JPG
東大寺境内マップ。@〜Fの順番に回ります。

20190425_03.JPG
探検用に配った手作りの望遠鏡。

20190425_04.png
猫段、またの名を猫坂。東大寺大仏殿東側にある階段です。
ここで転ぶと生まれ変わったらネコになってしまという伝説もあるのだそうです。
ネコになりたくない子供たちは慎重に転ばないように登りました。

20190425_05.png
大仏殿の東の高台には鎌倉時代建立の堂々とした鐘楼が見えてきます。この梵鐘は大仏開眼の祈りに初めて鳴らされました。「奈良太郎」の愛称でも親しまれています。
鎌倉時代の武将朝比奈三郎が梵鐘を撞いたところ三日三晩、鐘の音がなりやまなかったので、その後は鐘木があたる撞座の下を撞くようになったという伝説が残されています。

20190425_06.png
こんなところにネコになってしまった人が…。子ども向けの楽しい演出もありました。

20190425_07.png
法華堂(三月堂)
外見は1棟のように見える建物ですが、寄棟造りの正堂と、重源上人によって増築された礼堂が一体となっています。
もともとは正堂と礼堂が軒を接して建つ配置でしたが、鎌倉時代に、礼堂を入母屋造りに改築して2棟をつないだもの。さて・・つなぎ目はどこでしょう!?
二月堂拝観後は、土塀に囲まれた静かな二月堂裏参道を通って、大仏殿の裏へ続く風情のある道を散策します。

20190425_08.png
正倉院
歴史の教科書で習った正倉院も東大寺の建物です。この日は平日だったので正倉外構を正面から見学しました。

20190425_09.png
転害門
かつて東大寺境内の西側にあった三つの門のうちの現存する唯一の門です。
節のある珍しい柱や注連縄のことを学びます。

全ての見学を終え、探検隊一行は東大寺の末寺五劫院へと向かいます。
五劫院では、修行した期間を髪型であらわした、おかっぱにも鉢をかぶったようにもみえる、阿弥陀さま(五劫思惟阿弥陀仏坐像・重文)がいらっしゃいます。
同寺のご厚意で特別に拝観させていただきました。

20190425_10.png
子ども支援活動のフィナーレは、恒例となった「奈良まほろばかるた大会」です。
奈良まほろばかるたを使って、今日の東大寺散策を振り返ります。
【に】二月堂春を告げるお水取り
【ら】蘭奢待(らんじゃたい)天下一の名香収める正倉院
【る】盧舎那仏(るしゃなぶつ)は東大寺の大仏さん

20190425_11.png
かるた大会優勝者。

20190425_12.png
参加者全員で記念撮影
  
文・女性グループ 道ア美幸 写真・横井洋子

posted by 奈良まほろばソムリエ at 21:25| Comment(0) | 女性G | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする